あっと驚くタメゴロウ!ではないが、ここ柏倉家を訪れて驚くことは多いが、中でも一番度肝を抜かれるのが仏間の巨大な仏壇と迎賓館の機能を備えた前蔵であろう。
仏壇が巨大であるからには仏間としての仏蔵自体も21畳敷きの広間と框を一段高くした仏壇が置かれている内陣とからなっている。
同家は浄土真宗門徒であるが、素封家にふさわしく仏間も真宗寺院の形式がとられている。また、本尊の阿弥陀如来像は鎌倉初期の作であるとも伝えられている。
前蔵は「客殿」とも称され、結婚式の花嫁と家族や貴賓客の宿泊や接待にしようされた。全体が漆で仕上げられており、華麗な襖絵や山水図の扁額など内部全体が日本美術館ともいえる。
東の窓からは山形盆地の田園風景を手前に遠方に山形市街が望める。
※ 仏壇の写真は同家のパンフ、見張り台のような裏門の写真は関連HPより
※ このシリーズは今回をもって終了します。