『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

「あと10回は書き直しをさせるぞ」と津高の先生が言ったそうな

2012年11月10日 16時28分39秒 | 塾の風景

中3は短距離走に入っている。まずは試験日提出の宿題からだ。それが終わってから弱点の抽出、問題集などで補強に入る。

峻大(津高3年)が二度目の志願理由書、初めての所信書を持参。ざっと見たところ、かなりよくなっている。先日、三重大学医学部に推薦で合格した津高の先輩が来たとかで、この下書きを見せたところ「ほぼ完成の域に達している」と言われたとか。

まあ、細かいところは手直して直接本人に手渡したが、「ひみつの部屋」へのアップは生原稿のままだ。

専門用語・・・地域の個別性に対応する能力・・・文中のなか、個別性というタームに違和感があり、峻大に尋ねると、幾多の大学のHPを調べるなかで出てきたタームだという。俺が違和感を感じようとも業界用語ならそれはOKなわけで、このあたり峻大もよく下調べをしてきたなと少し感心する。

それ以外にも気になるタームをチェックしていく。やはり全国の大学のHPから仕入れたもの・・・努力はしている。

全速力で志願理由書と所信書を「ひみつの部屋」に打ち込む。右腕の痺れが取れない。

 

大阪府立体育館で開催の奥さんの高校の同窓会、そろそろ高校の10歳先輩・谷村新司のコンサートも佳境に入っているはず。

 

岡山れいめい塾塾頭へ。

和俊(高田6年)が明日は模試で授業を休ませてほしいそうです。

あと3時間ほどで理系対象のスピーチが始まる。

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畏怖すべき軌跡

2012年11月10日 11時33分34秒 | 業務連絡

今夜の理系対象の講演会は午後8時からです。

高校生で理系を目指す生徒は極力参加するように。俺個人としては内容もさることながら、大学進学以降の生き様に関心多々。過酷な入試勉強を経て合格したところで、それだけで終わるはずもなく、大学進学後に新たなる価値観に晒されることになる。

講演者が第一志望の大学ではなかったが大学進学後も弛まぬ努力を積み重ね、院入試では第一志望の院へと進学。さらに就職では日産に入社、しかる後に現在お勤めになっている三菱重工に転職。

永久雇用制が瓦解した今の日本にあり、示唆多きティップが含んでいる時間を共有できると期待する。俺こそが聞きたい、今夜は中学生はさつき(21期生・名城大学人間学科3年)に任せて桃源郷へ。

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嬉野の喫茶店の良心『秋吉』

2012年11月10日 10時14分31秒 | M(モーニング)1・エントリー 400円以下

奥さんを中川駅まで送る。時間があるのでモーニング・・・『秋吉』

これは「ピュア・モーニング」で380円、ふつうのゆで卵とトーストなら370円。嬉野の喫茶店の良心がここにある。

 

塾に戻ると珍しく森下にしては長い電話がかかる。いろんな案件あれど、「ひみつの部屋」へ書き込んだとのこと・・・Unknown やね。

そういや電話といえば昨夜、亜里(22期生・関西大学社会学部2年)から電話があった。希望のゼミ・・・社学で去年も一昨年も倍率が一番高かったゼミに入れたとのこと。先月、急きょ帰省・・・「先生と私の入りたいゼミの先生、雰囲気が似かよってて、たぶん思考も似ているはずですから先生に添削を頼みたいんですよ」とワケの分からん理由で一晩付きあった。

中学生に交じり5年ぶりの机で志望動機書と格闘する亜里。この時の踏ん張りが実ったわけで・・・まあ、良かった。

暮に帰省する際の土産に期待しよう。

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ともに最前線に立つ

2012年11月10日 01時38分23秒 | 塾の風景

なぜか奇妙なことに娘のめい(18期生・保育園)が塾で仕事をしている。それもあって、さっきコンビニに行くと言って「ファミマ」へ。今日から70円均一のおでんを買って戻る。後程かけると言った耕治(10期生)からの電話はなかったようで・・・「おでん食べるか」と聞くと余所行きの声で「食べる~」

めいは3人の娘たちのなかでは唯一の社会人、それもあって滅多に会うことはない。なにせ俺が滅多に家に帰らないからだが・・・。そんな二人が今夜はおでんをついばみあう。

いつしか話題は今風の親について・・・この意味では父親と娘が同じ前線に立っているわけで・・・。

「最近の子どもたちは『怒られる』ということが分かってない・・・」と、めい。 よく分かる・・・それは今の塾でもここ最近の顕著な問題だ。人の怒りが分からない、第三者の視点というものがない。

「たとえばね、2歳児で英語もアルファベットは読めるし書ける、当然ひらがなも・・・でもね、その子は食べたくないものはわざと吐いてみせる、友達を叩く、自分が気が向かないときは団体行動をしようとしない。いろんなことはできる、立派なんだろうけど、それは認めるけど・・・でも、人間としてやっていいこととやっていけないことの区別ができてない、人と協調するということが全く分からない。保育園では、いいと悪いを教えなくっちゃならない。でも、やったらいけないことをやって怒っても、その子は分からないの。人から怒られるってことが・・・意味が分からないの」 「そりゃ、親が『怒る』というフォームを子供に教えなかったわけやろ」 「そうそう・・・家庭で怒られた経験がないから・・・でも、そんな子の親に限って『家では怒ってるんですけどね』とか『家では言い聞かせてるんですけどね』とか言うけど、園で自分の子どもを怒ってるのを見てても、あんな優しい言い方じゃ怒ってるってサイン、人間の生身の感情を子どもが気付くはずがない」 「つまりはやね、親は子供とタイマン張る覚悟がないんやな。自分は親からの被害者意識が人一倍強くって、それゆえに子どもに対して加害者意識を持ちたくないっていうシンドロームや」 「なんや、長いシンドロームやな」と、れい。

BGMは谷村新司・・・めいが『昴』という歌を知らないというので You-tube で流してみる・・・反応はいまイチ、奥さん、それこそ怒るで。

奥さんは明日・・・今日は大阪、といっても親父さんの面倒ではなく同窓会。大和川高校・・・今は校名が変わったそうだが50周年の同窓会、それも大阪府立体育館での谷村新司のコンサートがもれなくついてくる。谷村新司は大和川高校の2期生、つまりは50周年、先輩から後輩へのプレゼントらしい。

『昴』の次には『いい日旅立ち』・・・これには反応あり、「中学校の教科書にあったんと違うかな」とめい・・・教科書? ちょっとショック、心を落ち着けて「これの作詞と作曲、谷村や」 「へえ~」・・・やっと、日本のポップ・ミュージックの奥深さに一歩踏み込んだようで・・・。

娘に母親の価値観の確かさを伝えるという地道な努力をしながら、俺はほんの2年前の光景を思い出す。

いつも中1のその女の子は由里奈(津高2年)の机に座っていた、そしてしばらくすると寝入っていた。後から来る有里奈は中1が座っているのを眺めると、あるいは寝ているのを確認すると部屋を出て廊下の踊り場の机に座った。秋の頃なら・・・それが冬になっても同じことの繰り返し、さすがに無垢な惰眠を貪る中1を起こして真ん中の部屋に呼んだ。

「君がいつも座っている席は2年先輩の有里奈先輩の席や。・・・ええか、それでな、いつも君の後からやって来る有里先輩は君がその席を占めているのを見て、廊下に置いた机に座って勉強している。今は冬や・・・寒いぞ、それが分かってるか。君が勉強していても、君が眠っていても・・・有里奈先輩は、君がそこに居るから・・・自分は寒い場所で勉強を始める。そして・・・君は眠っている。・・・どない思う、これって、君は? あるいは、君が有里奈先輩だったらどう思う?」

誤解がないよう言っておく・・・俺の口調はふつう、灰皿が飛ぶわけでもなく、イスが飛ぶわけでもなく、ましてや2人掛の机が飛ぶわけでもなく・・・ひたすらに心を落ち着け、淡々と話した。

その中1は話を聞いているうち、いつしか首を垂れていた。そして、帰っていった。最後に俺のほうを見て、涙目で挨拶をして帰っていった。そうか、分かったか・・・そんなふうに俺は自己満足、それからを想っていた・・・人から自分がどんな風に見られているか、そんな新たな視点を確認したことが次のステップへの大きな武器になる・・・そんなことを考えていたっけ。

その中1はそれ以降、姿を見せなくなった・・・。連絡はないが、たぶん辞めたんだろう、翌月から振込が途絶えたからには。

そして、親御さんからも何ら連絡もなかった・・・それっきりだ。小学校から3年間見続けた・・・それっきりだ。

 

めいと話して楽しかった。俺たちが対峙しているのは同じ「世界」・・・最前線だ。

コメント (3)
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