『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

平成二十二年度公立入試修了

2010年03月11日 17時45分34秒 | 高校受験
今日の朝、玄太を送り出してから俺はおんぼろエスティマに乗り込んだ。
行き先は久居高校。
コメリの四つ角を右折。
ポツポツと歩く姿が目立つ・・・受験生だろうが、・・・久居駅から歩いてきたんだろうか。
ここまで来るのに渋滞・・・久居高校へ行く車の流れもあったのかもしれない。
久居高校脇のフェンスに車をとめる。
ひっきりなしに車がとまっては、受験生が降りてくる。
受験生は久居高校の正門近くの広場に集まっている。
引率と思しき先生がた、久居高校の関係者、友だちと話し合う受験生、一人だけで佇む受験生・・・今頃、どこの高校でも同じような光景が見られているはず。
そんな受験生のなかに紗希を探す。
足の細い女の子・・・この表現、セクハラか?・・・いた!
友だちと話している。
お互い同士、憎しみ会うところまで教え、教わるところまでいかなかった後悔がある。
合否とは別で一番気になった生徒、紗希。


塾に戻ると亜里(津高2年)と藍子(松阪高校2年)相手に日本史の授業。
少しでも進めておく。
和司(8期生・三重銀行)の『絶対に試験に出題されない日本史の授業』、あのレベルの高い授業をより興味深く聴くには日ごろからの調練が重要だ。
少しでも先に進む。
俺の『センター試験に出題される日本史』の第一回目の授業は急遽昼前に勃発。
江戸時代の頻出のエリアからスタートする。

午後一で鈴鹿の天栄中出身の兄ちゃんとお母さんが来られる。
津西の3年生・・・文系である。
お母さんがブログを熱心に見てもらっていることもあり、話していて楽しい。
2時間ほど話題は多岐に飛び終了。
午後3時になっている・・・高校入試も終了。

午後3時半、紗希が挨拶にやって来る。
そろそろ他の生徒も帰ってくるわけだ・・・。


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高校生の部屋では掃除が進んでいる。
さすが女の子が多数を占める新高3である。
少しでも過ごしやすく、少しでも勉強しやすい環境づくり・・・俺の勝負師的な思考からは逸脱するが、それもやむなし。
4期生の越知が広告に書いたように、この時期は『終わりは始まり』
塾の至るところで終わり、そして始まる。

クリックのほう、頼んます。
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負のスパイラル

2010年03月11日 11時20分43秒 | 高校受験
昨夜、松阪サーキットの途中で助手席の香保(松阪高校2年)に聞いた。
「今日の送り出しのスピーチ、誰が一番良かったと思う」
「・・・あい(津高1年)ちゃんですね」
「あれか・・・まあ、父親とすれば寂しいコメントもあったけどな」
「ハハハ、甚の先輩のくだりですね・・・そうでした」

中3の送り出しは公立入試の前夜に行われる。
主催者は高校生。
司会は新高3・・・昨夜は亜里(津高2年)。
まず、中3が一人一人受験高と抱負を語る。
続いて学年の下から、これまた一人一人受験に臨む中3にメッセージを送っていく。
昨夜のトップバッターは大倫。
それから新中1、高1、高2、そして入試が終わったばかりの高3と浪人、トリが里恵(8期生・国語講師)。
最後は俺で締めるが、生々しい受験生の証言に比べれば俺のコメントなんぞ空虚なものだ。


「私は何を言おうかと考えたんやけど、やっぱり去年の受験のことを言います。私は津高を受けたんやけど、1限目の国語のテストが1問問題が増えていて・・・詩やったと思うけど、あれで焦ってしまって、国語はうまくできませんでした。そして2限目の数学は、見たこともないワケの分からない問題が多くて全然できませんでした。もう、本当に泣きそうやったんやけど、そのときに送り出しで甚野先輩が『たとえ最初の国語と数学ができなくとも、あとの社会と英語と理科の3教科で頑張れば絶対に合格するから』って言ってもらったのを思い出して気分をかえて3教科目に臨みました。あとから先生が言うには『俺も同じことを言ったやん・・・負のスパイラスって表現して』なんて言ってましたが、その時の私にとっては先生の言葉よりも甚野先輩の言葉のほうが心に強く残っていました。でも得意のはずの英語で終了間際に間違いを見つけて書き直そうと思ったら、その瞬間にベルが鳴って、もう泣きそうでした。試験が終わってから津高の正門の前でこなつ(津高1年)を待っている間は、私は津高に落ちたなって・・・私はこの高校に入られへんのやな・・・って思ってました。すぐ近くで英数さんが解答速報を配っていて、もう本当にむかついて、他で配ってよ!って思ってました。そしてこなつが来た途端に、ワンワン大泣きしてしまいました。もう・・・本当にアカンと思っていたんやけど・・・そんな私でも受かったんやから、みんなも最後まで諦めずに・・・」

父親の言葉より甚ちゃんの言葉のほうが響く・・・父親としては複雑だが、塾の主宰者の立場としては「してやったり!」
教えるのはプロのほうが秀でているかもしれないが、こと励ますという行為においてはアマチュアのほうがヴィヴィッドに響く。

今、午前11時過ぎ。
2限目の数学の終盤にかかっている。
まさしく負のスパイラルに入るかどうかの正念場だ。
24期生・・・昨夜の先輩たちの一人一人のコメントを胸に刻み、ひたすら粘れ。
ここが勝負どころだ。


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あいのコメントのなかの英数さんの解答速報に触発? ついつい知子に言っちまう。
「知子、試験が終わったらすぐに席を離れろよ。なにしろすぐ後ろの席は玄太だ。玄太は歩く英数学院・・・ペラペラと今やったばかりの問題を解説してもらっても困る。ええか知子、すぐ廊下に出てくんやぞ」
知子は微笑みながら頷く。
「先生、それはひどいですよ。僕だって自分からは言うつもりはない。でも聞かれたら答えないわけにはいかないじゃないですか」と玄太。

今、午前11時18分・・・。
決して命運ではないのだが、明暗を分ける・・・受験生としての意思の強さが問われる2限目が終わった。
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平成二十二年度公立入試始まる

2010年03月11日 07時35分08秒 | 高校受験
昨夜の送り出しでは酒が飲めなかった。
週に一度の松阪サーキットの水曜だったからだ。
送り出しについてはまたの機会に書く。
時間が中3からのリクエストで午後6時からと早かった。
それもあって中2の姿はない。
これは惜しかった。
しかし次代を担う新中1が6人いたのは良かった。
中学に進学するに際して何がしかの感慨を抱いてくれればしめたもの。
真ん中の部屋でそのなかの数人に数学の問題週を手渡しながら言った。
「今日の先輩たちの姿が3年後の君たちや。3年後、果たしてどこの高校を受けます!って、みんなの前で言うんかな」

さすがに松阪サーキット・・・きつかった。
朝が早いこともあり、やたら眠たい。
公立入試後に最前線に立つ凌之を送り、香保(松阪高校2年)、清美(三重選抜2年)。
清美をなんとか送り届けて23号へ・・・眠たい。
23号沿いの『プライス・カット』を横目におんぼろエスティマを走らせる。
鍋の具材はあったっけ・・・そうそう、白菜はマイカルで買ったはず。
松ヶ崎・・・オービスに引っかかった因縁の場所・・・悔しさを思い出せ・・・アカンがな、怒りも悔しさも翌日には霧散してしまう俺や・・・とにかく眠い。
俺程度の悔しさで睡魔に勝てるわけはなく轟沈。
三雲中近くの『ローソン』に車を置いて寝る。

午前4時に目覚める。
塾に戻り、鍋を用意する。
朝に誰か来るかもしれない。
昔は朝来た生徒に高校生がうどんを作って食べさせていた。
白山から午前6時に到着した愛(東京大学4年)、先輩から手渡されたうどんを「おいしいです」と強要されつつ完食、先輩達に祝福され、ゆかり(関西大学4年)ともども津高まで俺が送った。
出発の直前に塾の前で撮った写真、今ではコピー機の後ろの壁に貼ってあるセピア色。
試験当日のふるまい・・・これまた古い塾の天井に残ったケチャップとマヨネーズ同様にオールド・ファッション・ラヴソング・・・。
それでも俺のなかでは鍋をつくるのが慣例化している・・・生徒たちは知らないが。

午前7時15分、スラム街のベッドでうつらうつらしていると玄太が姿を見せる。
「気合だけ入れに来ましたわ」
ホワイトボードの公立入試までの日数・・・1を今に書き換える。
・・・公立入試まで、今日・・・
「じゃあ、頑張ってきます」
「ああ、頑張っておいで」

平成二十二年度の公立入試がもうすぐ始まる。

コメント (1)
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