『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

中1最後の密航者

2010年03月15日 22時33分57秒 | 塾の風景
午後1時半から数人で始まった英語の俯瞰図。
洋昂や亜里の妹、今日から参入の崇司も加わり賑やかだ。
しかし難しかいなと感じたのは英語理論に対する理解力の差。
例えばSやVは知っている。
では、Sになる品詞、Oになる品詞、Cになる品詞ともなると心もとない。
中1からウチの塾で鍛えられてきたメンバーなら不安はないが、全員の足並みが揃わないままで進むわけにもいかない。
ゆえに話題を次から次へと変えながら、徐々に英語理論のタームを慣れさせていく手法を取る。
今日一日で「副詞節」「副詞句」「一単語副詞」を何度叫んだことか、・・・あるいは「従属節」「主節」「複文」、これも限りがない。

そうこうしているうちに中山先生がお見えになる。
今までの6年間、慈しみ育てた生徒さんを俺に預けるという子を連れてだ。
うまいぐあいに古西(12期生・JT)がいてくれた。
明日は名古屋で開催されるJTの説明会に出席する。
あまり早く名古屋のホテルに入ってもね、と長居したのが運のツキ? 
17期生の愛(東京大学4年)や千尋(12期生・神戸大学文学部4年)を育てた古西が4年ぶりに授業をするとになる。

定員の最後となった中1の女の子は俺を見ようとしない。
こりゃ、なかなか強敵かもしれない。
中山先生がその女の子に諭すように言う。
「先生が怖いの? でも、昔は髪の毛ももっとグチャグチャで金髪の時もあったし、あの頃に比べたらマシになったと思うけど、それでももしこの先生のことが怖いんやったら、・・・誰でもいいから優しそうな人に聞きなさい。ここの生徒は教えたり、教えられたりするの慣れているから、たぶん先生より教え方のうまい先輩がいるはずやに・・・分かった」
最後の密航者、コクリと頷く。
さすが中山先生、塾のことを俺よりもよくご存知で・・・でも、俺のプライドはズタズタやなあ。


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古西を久居駅まで送ったのは午後6時頃だっけ。
なにしろ騒擾の合間を縫うように出向いた。
久しぶりに会ってもゆっくり話せたのはこの車の中というのも皮肉なもの。
福島ユナイテッドFCにいる祥(17期生)のために基金でも募ろうか・・・。
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英文法の俯瞰図・・・タイトルはいい

2010年03月15日 10時31分46秒 | 塾の風景
今日から新高1の授業が始まる。
午後1時半からだ。
HP上では『高校英文法の俯瞰図』と謳った。
タイトルはなかなかいい・・・さて内容。
とりあえずは高校英文法の参考書の目次をコピーする。
その内容を説明しながら、高校でどのような英文法をするのかを説明していく。
で・・・その後は・・・どうしよう?

高田6年制では3年のこの時期に仮定法を終わっている。
できれば、そこまで進めることができれば・・・。
しかし、過剰ともいえる英文法への偏重が高校生たちの英語を必要以上に重いものにしている。
読むための英文法が英文法のための英文法に堕す。
日本でしか通用しない英文法の細則が中間試験や期末試験で問われる。
英文はほぼ正確に読めればいい。
大学受験のための英語はその程度で充分だろう。
重箱の隅をつつくような英文法が好きなら、英文学科へでも入ってからすればいい。
まずはセンター試験を8割・・・そのくらいでいい。
そのくらいなら1年あればいい。

娘のあい(津高1年)の入学当初の成績は惨憺たるもの。
しかしマラソンのように英語を続けていけばじょじょに順位が上がる・・・これは経験則。
いつしか最下位あたりから順位を半分ほどにつめてきた。
それでも夏休みを過ぎたあたりから数学の宿題に振り回され、俺の描いたイメージ通りにはいかなかった。
結局は今年度のセンター試験を解かせてみたら119点・・・4月から9か月、それなりに読解英語を愚直に進めれば、一応は全国平均点あたりを取れるわけだ。

玄太がシステム英単語を覚え始めたきっかけ、・・・大学入試が終わった瞭(20期生・名古屋大学工学部機械航空1年)から渡されたこと。
「中学の今のうちから少しずつでも覚えていけよ」と兄貴の迫力で押す。
まあ、瞭も勝手なものでシステム英単語は津高の使用教材。
本人はそれほど使っていなかった。
瞭のお気に入りはDUO、・・・つまりはシステム英単語、兄貴の威厳の具現化に一役買ったに過ぎない。
ところが玄太、高校入試のための勉強が一息つくとシステム英単語を抱えて廊下に出て行く。
玄太の音読が真ん中の部屋にまで響いていく。
いつまで続くやら・・・と思っていたら、夏が過ぎて秋になり、冬になっても終わらない。
凍てつく真冬の廊下に座り、ひたすらのシステム英単語のミニマム・フレーズを音読する。
その継続が今年のセンター試験では159点。
先日の1990年度のセンター試験では185点を叩き出す原動力となったわけだ。

こんな原稿を書いている時間はなかった。
授業は午後1時半からだ。
準備をしなくっちゃ。
目次のコピーは終えた・・・さて、それからだ。

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