さらに、つむじ風

颯太が今日もやって来た。
今週は水曜日の里恵の授業、金曜日、そして今日の日曜日と週３回の登板。
今日は好きにさせてみた。
まずは英語から入った。
俺は高校生に地理の解説、中学生の部屋に戻ると理科にシフトしている
そのあたりは中１入学時からの生え抜き、決してイエスマンではない。
少なくとも自分で何をすべきかという思考がある。

松阪から中２の入塾希望での連絡があった。
松阪西中・・・西橋内に続き、塾としては処女地だ。
とまれ、ウチの塾まで通うとなるとご父兄の負担、大変である。
とりあえずの志望高、小学校から野球をやっていることもあり三重高。
三重高の進学推薦は内申29、実力テスト60％以内。
松阪西は160名ほど、となると60％で100番内となる。
何はともあれ、本人さんを見てからの判断。
さっそく、明日来られるそうな。
かといっても、おいしい授業はしない。
いつものようにするだけだ。

ここ数日、体調が悪い。
熱はないが、びっしょりと汗をかく。
寝ることはできる、しかしどれだけ寝ても開放感がない。
身体が重い。
そんな身体をおして、今日は午前中10kmほど歩いた。
嫌な汗が流れる。






自由な翼が少しだけ生えたかな。
明日は少しばかり遠出するつもり。

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そよぎどころか突風

中２の有里奈から浪人の竜太（18期生）まで、歳の差７年が織り成す風はそよぎ風どころか突風である。
トップが中３の玄太の100点満点・・・ちなみに高校入試ではなく、大学入試センター模試である。
次が香保（松阪高校２年）の84点、続いて中２の有里奈の79点。
そしてドンベが竜太の75点。

ここ最近、竜太の調子は良く、磐石だったはずが・・・やはり国語は分からない。
玄太はともかく、中２の有里奈・・・つむじ風か。

「中２の女の子、たぶん先生が参加させたいんやろなって思ってたから多少強引に誘ったけど・・・。やっぱり先生が参加させたいだけあって、すごいな。勘じゃなくてよく読み込んでるし」と竜太。
俺の気持ちを慮ってくれたのはありがたい。
「有里奈はしゃべったか」
「まあ、最初のうちはおとなしかったけど、俺が意見を何度も聞いていくうちによくしゃべるようになったし」
「説明はきちんとできたか」
「うん、玄太もすごいと思ったけど・・・」
「玄太とはまた違った器やな。・・・で、あんたは出来は？」
「・・・ははは、まあこんなこともあるかなって」

来週から津高の面々が戻ってくる。






明日28日は、北野ドクターの旅立ち。
『祭りの準備』のラストシーンが思い出される。

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