午前10時に塾へ行く。
彩加に地理を教えるつもりだったが彩加の姿なし。
中学生の部屋では中1の玄太と健が勉強している。
初めての試験ということもありテンションは高いようだ。
この様子だと480点は叩くかもしれない。
はしかの影響は慶応大学にまで及び、ついに休校とか。
龍神、良かったねえ。
これで心置きなく法律の勉強に勤しめるやん。
梨紗が朝から来て勉強している。
こんなことは初めてだ。
午前中から来ている中3ではただ一人。
やっと400点を狙えるようになった。
目標点は430点だ。
梨紗がウチの塾に密航してきて1年。
それなりにウチの受験生らしくなってきた。
あのトロい兄貴(陵・津東2年)でも中3時に450点を叩いた。
が、梨紗の今の状態では450点には届かない。
しかし2学期には必ず届くはず。
果断に、かつ繊細に・・・。
明日は裁判官事務官の試験。
集合が午前8時半というので、アキラは今夜名古屋のホテルに宿泊する。
午後6時10分久居発急行に乗るアキラを駅まで送る。
エスティマに備え付けのテレビが結びの一番を映し出す。
アキラは相撲には目がない。
久居駅のロータリーにエスティマを止めて画像に見入る。
朝潮龍のもろさに嘆息をつきながらのアキラ、出陣。
先週、中3の亜里に叩き潰された雄大(高田Ⅱ類1年)、今夜も登場。
いいねえ。
その打たれ強さは誉めてやるよ。
高1の段階で国語の現代文の解き方を会得したら、根っから理系の雄大にとりゃ理想的な展開となるはずだ。
しかしその現代文、なまじっかでは会得できないのも事実だ。
処方箋はひとつ。
ひたすらに読め。
ひたすらに解け。
そしてひたすらに、その答にした根拠、すなわち自分自身を皆に語れ。
因果律の海でひたすらに泳げ。