らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

訪日土産が「メンソールたばこ」

2023-07-11 | 情報

”メンソールたばこ ” ってご存知でしょうか?
YouTubeを観ていると、訪日外国人観光客が日本から母国に持って帰りたいものの中に”メンソールたばこ ” と言っている人が数人いました。

メンソールたばこ?
一体どのようなタバコなのでしょうか?
私はタバコを吸いませんが、初めて聞くタバコ名だったので調べてみることにしました。

「メンソールたばこ」
メンソール たばこは、銘柄によってブルーベリーや柑橘類などの風味・香味料付きのものがあるため、レギュラーたばこよりも吸いやすいようです。
このタバコにはメンソール(薄荷の成分)が含まれているため、清涼感があって苦味・えぐみが少なく、スッキリとした後味を楽しめるので、タバコ初心者には吸いやすいタバコだという事です。
これからタバコを吸ってみようという方は、お試ししてみては如何でしょうか?

「初心者に勧める理由」
メンソールたばこが初心者に勧められる主な理由は、メンソールによってタバコの苦みが抑えられることです。
メンソールたばこはハッカの爽やかな香りに加えて、口の中が冷たく感じられることで感覚が少し鈍ります。
このスーッとする冷涼感・爽快感が、タバコの苦味を和らげてくれるのだそうです。
また、タバコは種類や吸い方によっては後味が悪くなることもありますが、メンソールが入っていれば後味もすっきり爽やかになり、最後まで気持ちよくタバコを楽しめるのが大きな魅力だそうです。
 


「外国では禁止」
すっきりと清涼感があり、初心者でも吸いやすいメンソールたばこですが、海外諸国では、依存性などを理由に禁止されている国もあるようです。
・ドイツなどEU加盟国とイギリスでは販売が禁止
 ドイツなどのEU(欧州連合)加盟国およびイギリスでは、2020年5月20日よりメンソールたばこの販売が禁止となっています。
 販売を禁止することで、禁煙率の増加につなげたいという考えがあるようです。

・アメリカではマサチューセッツ州が販売を禁止
 アメリカでは、2020年6月1日よりマサチューセッツ州で、メンソールを含むたばこの方が、含まないたばこに比べて大きな健康被害を引き起こす可能性があるとして販売が禁止されました。
 
「禁止の背景」
・たばこ依存症になり易い
 メンソール入りのタバコは、メンソールが入っていないタバコに比べて、依存しやすいという危険性があります。

・体調が悪くても吸いやすい
 タバコはニコチンの作用でより血管を収縮させ血流を悪化させるため、体調が悪いときは避けるべきなのですが、メンソールは後味がすっきり爽やかなので、体調が悪くても吸いやすいという特徴があります。

・思い切り吸い込んでしまう
 メンソールたばこは、フレーバー(風味)なしのタバコと比べて深く吸い込んでしまいがちのため、ニコチンなどの有害物質が肺の奥深くまで到達し、病の発症につながると考えられています。

・脳卒中のリスクがメンソール以外のタバコの倍
 2001~2008年にかけて、5028人の喫煙者を対象に健康被害を検証したアメリカの研究では、メンソールタバコを吸っている人は、ほかの喫煙者と比べて脳卒中を起こすリスクが2倍以上になることが報告されています。

「日本でも販売禁止の可能性」
現時点で日本でメンソールタバコが販売禁止になる予定はありませんが、海外の状況から今後禁止となる可能性も「0」とはいえません。

メンソールたばこはタバコ初心者にはとても吸いやすいタバコのようです。
吸いやすいからと言って、多量に喫煙しないでください。
通常のタバコよりもやめるのが難しく、健康上のリスクが大きくなる可能性があるようです。
十分ご注意ください。


「鳴かず飛ばず」本来の意味

2023-07-09 | 雑学

現在では「何も活躍できず、パッとしない」という意味で使用される言葉に「鳴かず飛ばず」があります。
しかし、これは本来の意味とは少し異なります。
では、本来はどのような意味なのでしょうか?

「鳴かず飛ばずの本来の意味」
広辞苑によると、「鳴かず飛ばずの」本来の意味は、将来の活躍に備えて何もしないでじっと機会を待っているさま。現在では、長いこと何も活躍しないでいることを軽蔑して言うことが多い。と説明しています。
注釈として、ひとたび飛べば大空高く飛び上がり、ひとたび鳴けば人を驚かすという鳥が、三年間飛びも鳴きもせずにいるの意から。と説明しています。

辞書が示すように、この言葉の本来の意味は、『将来大いに活躍しようとして、じっとその機会の来るのを待っているさま』で、その出典は中国・春秋時代、紀元前七世紀頃の「史記・楚世家」の「三年蜚(と)ばず鳴かず」からです。

「中国故事」
「鳴かず飛ばず」の由来は次の故事からです。
楚の君主であった荘王は、即位してから3年間政治を省みることなく、注意をする家臣は処刑すると公言し、夜遊びに興じていました。

そんな折、伍挙(ごきょ)という家臣が荘王に「丘の上で3年間鳴くことも飛ぶこともない鳥は、一体どんな鳥だと思われますか」と問いかけました。
荘王の答えは「3年も飛ばない鳥は、ひとたび飛んだら天を突くかのように高く飛び、鳴いたら人を驚かすほどの勢いだろう」というものでした。
『お前の言いたい事は解っている。下がれ。』と言ったまま、やはり仕事には戻らず、その後も淫蕩に耽(ふけ)っていました。

そこで今度は、別の家臣・蘇従(そじゅう)が王様をはっきりと諌めました。
王様は、『諌めた者は死刑にすると言ったはずである。』といったが、蘇従は『死刑になっても王様が目を覚ましてくだされば本望です。』と、はっきり申し上げました。

荘王は3年間、愚かな振りをする事で家臣の人物を見定めていたもので、その後、仕事に戻ったということです。
そして、自分を諌めた伍挙と蘇従を優秀な部下として認めて国政を執らせ、目を付けておいた者を新たに数百人登用し、悪臣たち数百人を誅殺したと言われています。
このことが由来となって、「鳴かず飛ばず」は「将来の活躍に備えて行いを控えておく」という意味になったということです。

この故事から、何もしないでじっと観察し、自力を蓄えて機会を待つ状態の事を「鳴かず飛ばず」と言うようになったのですが、現在では「長い間ぱっとしない」と言う意味で使われる事が多く、本来の意味とは違ってきているようです。

リタイアした現在はこの言葉を使用することはありませんが、皆様の中でもし使用されることがあれば、十分お気を付けください。


かき氷の歴史

2023-07-07 | 季節

蒸し暑い日が続いています。
このような日には冷たい「かき氷」を食べたくなります。
先日、近くのスーパーに行ったところ、かき氷を袋に入れて売っていました。
かき氷を袋に入れて、スーパーで売られているとは思いませんでした。
近年のかき氷ブームにあやかって商品化したのでしょうね。

ところで、かき氷はいつ頃から食べられたのでしょうか?
今日はかき氷の歴史について調べました。

「かき氷の歴史」
かき氷の歴史は古く、平安時代、清少納言の『枕草子』に出てくる「削り氷(けずりひ)」が最初と言われています。
当時は、削った氷に蔓草の一種である甘葛(あまづら=蔦の樹液を煎じた汁のことで、はちみつに似た甘味料)をかけて、真新しい金属製のお椀に入れて食べたようです。

冷蔵庫や製氷機のない時代では、夏の氷は非常に貴重なものでした。
冬の間に天然の氷を切り出して「氷室(ひむろ)」に保存し、夏に氷を切り出して都に運ばせ、宮中で暑気払いを行っていたと言われています。
氷は運ぶ間に溶けて、御所に着く頃には小さくなっていたようですが、その氷を小刀で削って食べることができたのは、一部の貴族階級の人達だけでした。



奈良時代には天皇への献上品として氷を利用する制度があったそうです。
江戸時代には、加賀藩が冬期に切り出しておいた雪氷を、毎年6月1日に将軍に献上していたということです。

そして、明治時代に入ると、氷が製造されるようになり、かき氷はより多くの人に親しまれるようになりました。
それでも明治初期は天然氷を使用していたため、その消費量には限りがありましたが、明治16年ごろになると、人工氷の技術が発達し、一挙に大衆的な存在へと産まれ変わりました。
更に、そこから昭和にかけては、氷が機械で作られるようになり、また氷削機も普及して、次第に現在のような形に近づいていきました。

戦前は砂糖をかけただけの「雪」や糖蜜をかけた「みぞれ」、小豆餡の「金時」が主流でしたが、終戦の1945年以降は「レモン」や「イチゴ」などフルーティーなシロップが続々と出現し、日本全国のお祭りの屋台や店頭に並ぶようになりました。
高度経済成長が進むに従って、「メロン」や「ブルーハワイ」など、現在も人気のシロップが一般的になっていきました。

私の子供の頃は、実家の近くの駄菓子屋さんがかき氷を売っていたので、赤い糖蜜をかけた「みぞれ」を買って食べたものです。
密をかけただけのシンプルなかき氷ですが、とても美味しかったのを今でもよく覚えています。

夏の暑さはこれからが本番です。
いくらかき氷が美味しいからと言っても、食べ過ぎないように十分ご注意ください。


フグの消費量 日本一は大阪

2023-07-05 | 地元紹介

大阪はフグの消費量が日本一だそうです。
フグの中でも高級魚とされるのは「トラフグ」ですが、そのトラフグが、全国で最も食べられているのが大阪府で、実に、全国の消費量の約6割を占めているともいわれるほど、大阪ではフグの人気が高いのです。

フグといえば、山口県の下関が有名ですが、その産地は西日本が中心となっています。
西日本ではフグが多く出回るため、大阪では古くから、フグが安く食べられる魚として庶民に親しまれてきました。
更に、大阪では昔からどんな魚も食していこうと、いろんな知恵や工夫を使って食べるというスタイルが大阪の食の文化に繋がっており、このことも併せて、現在も大阪がトラフグ消費量日本一となっている理由ではないかといわれています。



「大阪とフグ」
人間がふぐを食べてきた歴史は古く、縄文時代の遺跡からふぐの骨が発見されていることから、当時からふぐが食べられていたと考えられています。
ただ、中毒死は後を絶たなかったようです。
このような事から、後世、全国統一を果たした豊臣秀吉は、武士がふぐの毒に当たって亡くなってしまうのを防ごうと、「河豚食禁止令」を出しました。
ところが大阪の庶民の間では密かにフグ食が続けられていました。

フグ食が正式に解禁されたのは、明治になってからです。
そのきっかけは、初代内閣総理大臣・伊藤博文が下関を訪問したことがきっかけだと言われています。
この頃は大阪湾でもフグが取れていましたが、昭和に入ると、開発によりフグが取れなくなりました。
しかし、大阪の人はフグ欲を満たすために西日本各地から集めました。
西の玄関だった大阪で、フグが多く食べられる文化が育ったのも、やはり産地との距離の近さもその要因の一つのようです。

更に、大阪のフグ欲を支えてきた職人は、全国でも突出して多い11万人以上います。
こうして大阪ではフグを楽しめる文化が根強くなり、全国一のフグ消費量となっているという事です。


熊取の新特産品?「ブルーベリー」

2023-07-03 | 地元紹介

日頃から親しくしている菜園仲間にT氏がいます。
彼は ”NPO法人グリーンパーク熊取” の役員でもあります。
”グリーンパーク熊取”は自然環境保全や子どもの健全育成を支援するなどを目的として活動している団体なのですが、そこが4年前からブルーベリーの栽培を始め、彼はその責任者にもなっているのです。
その彼から、6月19日にグリーンパーク熊取が運営しているブルーベリー農園「和田山Berry park」をNHKが取材に来ると聞きました。
そして放送は2日後の21日の予定という事でした。
しかし、当日は急遽、岸田総理の記者会見が行われたことから放送は29日に延期になり、先日放送されたのでご紹介したいと思います。

「和田山Berry park」
ブルーベリーを栽培している「和田山Berry park」は、2019年に熊取町の南部にある「野外活動ふれあい広場」の前に地元の農家から畑をお借りして開園した農園です。
その農園のブルーベリーは2年ほど前から大幅に収量が増加したことから、毎年ブルーベリー狩りを実施して来園者から好評を得ています。

大阪でのブルーベリー農園は珍しいという事で、その現状をNHK大阪放送局が取材し、夕方6時からの地域ニュース「ホット関西」の ”ええやん!” のコーナーで放送しました。

・放送画面の一部です。


「熊取町の新たな特産品」
この農園は熊取町が町おこしの新たな特産品として、府内ではまだまだ栽培が少ないブルーベリーに注目して栽培を呼びかけ、これに賛同した地元のNPO法人が2年前に「和田山Berry park」を開園し、栽培面積を拡張しているところです。
ここでは現在十数種類の品種が栽培されており、地元の子供たちを始め、遠方からも多くの人がブルーベリー狩りに訪れているという事です。



「ブルーベリー栽培」
ブルーベリー栽培責任者のT氏は、ブルーベリー栽培には当地の気候は適していて、比較的育てやすいと考えていたようですが、そんなに甘いものではなかったようです。
当初は植え付けた苗木の1割から2割が枯れてしまったそうです。
その原因は水はけの悪さでした。
元々、水田だった土地に農園を整備したため根腐れを起こしたようです。
そこで粘土質の土を取り除き、排水設備を強化するなど、メンバーたちは試行錯誤しながら栽培に適した農地へと改良しました。
その結果、開園から去年までの2年間で収穫量はおよそ6倍に伸びるなど、着実に成果をあげてきたという事です。



「ブルーベリーを使用した加工品」
更に町内ではこうして栽培された熊取産のブルーベリーを使った様々な加工品が生み出されています。
例えば、ある飲食店では熊取産ブルーベリーを煮詰めたゼラートにヨーグルトを掛け合わせた味を開発し、ブルーベリーの甘みや酸味がぎゅート詰まった味が楽しめるスイーツを開発して、来店したお客様から好評を得ていると言います。



また、別のスイーツのお店では、ベイクドチーズケーキの上にブルーベリー味のレアチーズをのせたスイーツや、更に地元のフルーツを使ったシフォンケーキサンドやシュークリームも考案しています。
現在、熊取町内では6店舗で10種類の加工品が生まれ、ブルーベリーの存在感が徐々に高まってきています。
お店では熊取の新たな特産品として定着させていきたいという事でした。

現在、熊取町には特産品と言われるものは何もありません。
このブルーベリーが「熊取産ブルーベリー」として特産品に成長してくれればいいのですが・・・。


「円」のローマ字表示が何故「YEN]なのか?

2023-07-01 | 雑学

「7か月ぶりの円安とその背景」
円安が進んでいます。
昨日の東京外国為替市場は日米の金融政策の方向性の違いから金利の高いドルを買って円を売る動きが進み、円相場は一時145円台まで値下がりしました。
1ドル145円台をつけるのは昨年11月以来、およそ7か月ぶりのことです。

「背景」
円安が進む背景にあるのが、日米の金融政策の方向性の違いです。
日本時間の一昨日、アメリカで発表された失業保険の新規申請件数が市場の予想を下回ったことなどから、アメリカで更に利上げが行われるという見方や米国の物価上昇率の高止まりが意識され、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが長期化するとの見方が市場で強まっています。

一方で、昨日発表された東京23区の今月の消費者物価指数の速報値が市場予想を下回り、日本の金融緩和の継続が意識されたことなどにより、日銀による大規模な金融緩和で低金利が続くとの見方から円を売る動きに繋がっているとしています。

鈴木財務大臣は昨日の記者会見で、「最近は急速で一方的な動きも見られる」「政府としては為替市場の動向について高い緊張感を以って注視している。行き過ぎた動きに対しては適切に対応する考えだ。」として、市場で進む円安の動きをけん制していました。

『円を「en]ではなく「yen]と書く由来』
ところで、この円ですが、国際表示では「yen]と書き、金額頭部に書く円のマークは「¥」を書きます。
皆さんはこの由来をご存じでしょうか?
調べてみました。

円をローマ字で書けば「en」ですが、実際に使用されている表記は「yen」となります。
その由来について、日本銀行のHPを調べたところ、3つの見解が載っていました。

①発音上の理由
「EN」は外国人が発音する「エン」より「イン」に近いものになるとして、Yをつけて「YEN」としたのではないかとの説です。
ちなみに、幕末日本を訪れた外国人の記録には、「江戸」を英語で「YEDO」と表現したものがあるということです。

②諸外国の語句との区別
「EN」は、オランダ語では「〜と」とか「そして」の意味があり、スペイン語、フランス語では「〜の中に」の意味があって共によく使われる語であるため、これらと同じ表記を回避したとの説です。

③中国の「圓(ユアン)からの転化
中国の「元」紙幣は、表に「〇圓」、裏に「YUAN」と表示されていました。これが「YEN」に転化したとの説もあります。


『円マーク「¥」の由来』
そして、「円マーク」の由来は、明治時代に日本と交易を行った英米人により日本の通貨である「円」が「yen」と綴られたことだとされており、アメリカ合衆国の通貨であるドルを「$」と表記する慣習に合わせて「円」の頭文字「Y」に同様の二重線を入れたことから「円マーク」が使われるようになったという説が一般的です。

『世界市場では「JPY]が多い』
なお、「¥」は日本の他に中国の人民元でも使われる記号なので、それと区別するために世界的なマーケットでは「JPY」(Japanese Yen)を使うことが多いようです。
そして、「JPY」は、一般的には漢字の「円」と同じ位置、金額の後ろにつけることが多く、金額表示は、ドルの習慣と合わせて金額の数字に小数点がつくこともあります。
因みに中国の人民元マークの「¥」以外の表記は、「CNY」となります。