らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

夕立は馬の背を分ける

2023-07-29 | 雑学

大阪南部の熊取地方は今月に入って殆ど雨が降っていません。
家庭菜園をしているのですが、畑はカラカラに乾いていて、毎日の水遣りの水の確保に困っています。
いま、来年用のイチゴの苗作りをしているのですが、乾燥から苗が枯れ始めました。

ひと雨ほしいのですが、その気配は全くありません。
一昨日も一昨昨日も夕方4時前ごろから、夕立雲の黒い雲が沸き上がりましたが、その雨雲は1~2時間で東の空へ去っていき、一粒の雨ももたらしてくれませんでした。
雨が欲しい時には降ってくれず、降らなくてもよい時に災害を引き起こすような豪雨をもたらす。天候は、人の都合の良いようには移り変わってくれませんね。

「夕立は馬の背を分ける」
ところで、夕立と言えば次の諺があります。

  「夕立は馬の背を分ける」です。

意味は、夏の夕刻、さっとやってくる夕立は局地的で、限られたごく狭い地域に降るという事です。
夕立は馬の背を中心に片側を濡らしても、片側には降らないというほど、極端な降り方をすることから、このように言われています。
この諺に当てはめると、当地の夕立雲の発生も、馬の背の雨が降らない方の側に発生したのかも知れません。

私は過去にこの現象を経験したことがあります。
車を運転中の出来事です。
突然、黒雲が広がったかと思うと、瞬く間に大雨となりました。
ワイパーを最速にしても前方が見づらいほどの激しい雨でした。
しかし、500~600メート先に進むと突然雨は上がり、お日様がさしているのです。
馬の背を超えて反対側に出たと実感しました。

この状況を詠んだ古川柳があります。

 「夕立は馬を半分ぬらすなり」

「白雨」
また、夕立の別名には、「白雨(はくう)」があります。 
白雨の名前の由来は、突然の雨脚の激しさによって降ってる雨が白く見えることからで、雲が薄くて明るい空から降る雨から名付けられた別名です。 

当地の今年の7月は、気温もさることながら、雨が降らないことにお手上げです。
雨を降らせる神様である「竜神」様にお願いします。
どうか、大阪南部の熊取地方にひと雨降らせてください。
この願いが通じることを祈ります。