今日が「スイス旅行」シリーズ10回目、最終となります。
最終日の観光地はルツェルンをご紹介します。
この町はスイス第4の大都市ですが、旧市街全体から車を締め出しているので、とても静かなな町です。
またロイス川は青く、澄んだきれいな水が流れており、気持ち良さそうに泳ぐ白鳥とのコントラストが見事でした。
正に「白鳥の湖」といったところでしょうか?
・ロイス川の白鳥
・ライオン記念碑
大きな岩に身を横たえるライオンは、脇腹に矢が刺さり、息も絶え絶えです。
1792年のフランス革命の際、民衆からルイ16世とマリー・アントワネットを守ろうと
して命を落とした786名のスイス傭兵を悼んで造られたそうです。
この岩は2,000万年前の海岸の砂が堆積した砂岩です。
・ルツェルンの街並み
・ロイス川沿いのカフェ
観光した各地でこのような露店飲食が目につきました。
・城壁
上部中央の樹木の左側、尖った建物が、敵から町を守るための城壁です。
・汽車型のバス
観光客用にいろいろな乗り物が街を走っています。
・カペル橋
元々は湖から襲ってくる敵から町を守る城壁として造られました。
完成は1333年で、木造の橋としてはヨーロッパ最古です。
・カペル橋の板絵
1993年の火災で橋が焼け落ち、橋は修復されましたが、板絵は焦げたものや
絵のないものがありました。
・最後のホテル、「ノボテルエアーポート・メッセ」の部屋にあるTV画面です。
部屋に入ると、宿泊客の名前がTVに映し出されていたのには驚きました。
「帰国」
チューリッヒ空港からKLM機でアムステルダムへ、そこで乗り継いで関空へ帰国
しました。
行きの航路は日本海からロシア上空を通りましたが、帰りはロシアからモンゴル、
北京、そして韓国から島根県に入り関空へ着陸しました。
アムステルダムから関空まで約11時間かかります。
・日の出
ロシア上空11,500mからの日の出です。
・夜明け
同じく上空から見た夜明けです。
・スイス旅行を振り返って
スイスはフランス、ドイツ、イタリア、オーストリアに囲まれた国で、九州と同じくらいの広さしかない小さな国です。
その国を8日間かけて観光しましたので、ゆったりとした旅行ができました。
概ね天候に恵まれ、4000mを超えるアルプスの山々が私たちを歓迎してくれるかのように、くっきりときれいな顔を見せてくれました。
どこに行っても日本人観光客が多いのにはびっくりしました。
初めての海外旅行でしたが、思ったほどに言葉の不安を感じることなく、スイスの
自然遺産と文化遺産を堪能することができました。
当ブログにアクセスして頂いている皆様方には、満足願える内容に程遠かったと
思いますが、この「スイス旅行」シリーズの記事、画像を見て、アルプスの雄大さ、自然の美しさ、中世の街並みの素晴らしさを実感していただけれ幸甚です。
そして少しでもスイスに興味が沸き、関心を持っていただき、いつの日かご自分の目でご確認されることをお奨めいたします。
明日から家庭菜園を中心とした内容にに戻ります。
引き続き宜しくお願いいたします。
昨日に続き、世界遺産「ベルン旧市街」をご紹介します.。
・モーゼの噴水
像は16世紀半ばに建てられたそうです。
・「旧市街」を走る2両編成の乗り合いバスです。
・時計塔
1218年から時を刻んできた時計塔です。
・時計塔の下にある秒針かな?
・ベルンの市電です。
歩行者が電車の軌道内を平気で歩いています。
旧市街(観光地)では人が優先されているのでしょうか?
クラクションや警笛を鳴らせているのを聞きません。
・「ベルン旧市街」です。
・トロリーバス
日本では殆ど見なくなったトロリーバスです。
これも2両編成です。
・路上での飲食
どの町に行っても飲食店の前のスペースや道路で食事や喫茶をしています。
その脇を通行人が通り過ぎます。日本では見られない風景です。
・朝市
ピンポン玉より小さいジャガイモや傷がついたトマトなど、日本では商品価値が
ないような野菜を売っており、消費者はそれを買っていました。
それらを覗いて日本語で喋っていたら、左端のお嬢さんが傍に来て、試食用にミニ
トマトをくれました。
・すずめ
日本の鳩のように、沢山のすずめが餌を求めて、人のすぐ傍に寄ってきていま
す。
明日は最後の観光地ルツェルンと帰国についてご紹介します。
スイスには5つ星(デラックスホテル)や4つ星(高級ホテル)が沢山ありますが、
この星数はあまり当てになりません。
インターラーケンで宿泊したこのホテルは3つ星の(中級ホテル)ですが、前日宿泊したツェルマットの4つ星高級ホテルより立派な部屋でした。
・インターラーケンで宿泊した3つ星ホテルです。
・ホテルの近くから眺めた「オーバーラント三山」です。
(左から「アイガー、メンヒ、ユングフラウ)
昨日は中央メンヒの右側にある雲の中間くらいまで行って観光しました。
・インターラーケン・オスト駅です。
日本の駅と違ってホームはオープンで、出入りは自由です。
ただし不正乗車すれば罰則が厳しいようです。
・観光用馬車
後方にCOOPが見えますが、スイスではあちらこちらでよく見かけます。
物価が高いこの国においてはCOOPの利用者が多く、日本のスーパーのような
存在に感じました。
・車窓からのスイスらしい風景です。
・世界遺産
このツアー3つ目の世界遺産を観光しました。 それは「ベルン旧市街」です。
この街は中世ヨーロッパの都市の姿を今に伝える美しい町並みが残っており、
1983年に「ベルン旧市街」の名称で世界遺産に登録されました。
ところでスイスの首都「ベルン」の名前の謂れについてご存知でしょうか?
ベルンの町を造ったツェーリンゲン公が、狩をして最初に捕まえた動物の名前を
町につけようと提案し、そして熊(baren)が最初に捕らえられて町はベルンと名付
けられたそうです。
・「熊公園」
このようなことからベルンの街のシンボルは熊ですが、この公園は熊が飼育され
ているだけで日本の動物園と大差ありません。
・「ベルン旧市街」
「バラ公園」から眺めた全景です。
中央の高い尖塔が「大聖堂」です。高さは100mでスイス一の高さと言うことです。
・「ベルン旧市街」入口「アーレ川」に架かる「ウンタートーア橋」
・バラ公園
情熱的な真っ赤なバラ「エロティカ」です。
淡いピンクの「メイルランド」です。
バラ公園にはこのほかにも沢山の種類がありましたが、2点だけご紹介しました。
・大聖堂
スイスにおける後期ゴシック様式最大の教会で1421年に着工されました。
途中、工事が中断されたり、塔が拡張されたりして完成したのは1893年とのこと
です。
・大聖堂入口の彫刻
1495年エルハルト・キュング作の「最後の審判」です。
・大聖堂内部のステンドグラスです。
15世紀中頃の作品です。
ステンドグラス
ステンドグラスは他にもたくさんありましたが、2点だけご紹介しました。
・噴水
ベルンには100ヶ所もあると言われている噴水ですが、特にこのメイン通りに設置
された11箇所の噴水が有名です。
各家庭に水道が整備されるまではこうした噴水は貴重な井戸だったようです。
明日も引き続きベルンの街並みをご紹介します。
私たちのツアー「スイス・アルプス3大名峰と氷河特急の旅」もいよいよ最後の
名峰「ユングフラウ」だけとなりました。
スイスの自然遺産であるユングフラウを中心とする山々と長さ23㎞に及ぶアレッチ
氷河は2001年に「ユングフラウ・アレッチ・ビーチホルン」の名称で世界遺産に
登録されています。
この観光では、アイガーとメンヒの胎内に掘られたトンネル走り、ヨーロッパで一番
高い鉄道駅「ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台」(3,571m)へ行きます。
・3,571mにあるユングフラウヨッホ駅です。(Top of Europe と表示があります)
・目前に見えるユングフラウです。
当日は生憎の天候で世界遺産の全景が見られませんでしたが、ガスの晴れ間に
にシャッターを押しました。
・アレッチ氷河です
・アルプス3大名峰の一つ、ユングフラウ(4,158m)の全景です
・メンヒ(4,107m)です
・アイガー(3,970m)です。
ここの北壁は映画、小説などでよく知られています。
以上3つの山を「オーバーランド三山」と言っているようです。
・ユングフラウ氷河を30mほど彫って造ったトンネルに氷の彫刻があります。
・氷の彫刻です
・氷の彫刻です
・氷の彫刻です
他にも数多くの彫刻がありました。
スイスと言えばアルプス、氷河、そして自然豊かな田園風景ですが、都市部にも
文化遺産が沢山あります。
現在、文化遺産・自然遺産合わせて9つが世界遺産に登録されています。
明日はインターラーケンと世界遺産「ベルンの旧市街」をご紹介します。
この「スイス旅行」シリーズも今日から後半になります。
スイス観光の楽しみの一つは「氷河特急」に乗車することでしょう。
この「氷河特急」はアルプスの峠と谷間を走りる特急で、世界中の旅行者に人気があるそうです。
特急と言っても新幹線のように猛スピードで走るわけではありません。
平均時速34㎞で、アルプスの山岳地帯をのんびりと走り、観光客にアルプスの雄大な景色を堪能させてくれます。
・憧れの「氷河特急」です。(ツェルマット駅で)
鉄道王国のスイスには、この他に次のような特急があり、これらを「4大特急」と言っているそうです。
・「ゴールデンパス」・・・・・・スイス横断コースを走ります。
・「ベルニナ特急」・・・・・・・氷河に大接近します。
・「ウィリアム・テル特急」・・伝説の英雄、ウィリアム・テルの名を冠した特急です。
私たちは「ツェルマット」からその憧れの「氷河特急」に乗車し、3時間30分に亘ってアルプスの雄大な景色を眺めながら「アンデルマット」まで乗車しました。。
・「アンデルマット(1,433m)」の町です。(スイス山岳地帯の中央部に位置します)
「アンデルマット」はドイツからイタリアに行く南北の鉄道と、フランスからローザンヌを経てオーストリアへ抜ける東西の路線が交差している地点にあり、昔から交通の要所となっている町です。
スイスには自動車を列車で運ぶ「カー・トレイン」があります。
主要な駅に自動車専用のプラットホームが設けられています。
・下の画像の赤い屋根が「カー・トレイン」です。
アンデルマットでバスに乗り換え、「フルカ峠」の氷河を見学しました。
・「ローヌ氷河」のクレバスです。
氷河の表面は黒く汚れています。氷の割れ目(クレバス)が無数にあります。
この氷河の内部が見学できるようにトンネルになっています。
・「氷河トンネル」の入口です。
氷河が溶けるので入口の上をテントで覆っています。
・「トンネルの内部」です。
氷河の表面は汚れていましたが、内部はきれいな氷でした。
天然の冷蔵庫です。ワイン樽が冷やされていました。
・「氷河湖」です。
周りには残雪があり、アルプスの山々との調和が素晴らしく、きれいな湖でした。
明日は世界遺産「ユングフラウ」をご紹介します。
展望台があるゴルナーグラド駅から電車で1駅下るとローテンボーデン駅(2,815m)があります。
ここを出発点として、高低差200メートル余りの初心者用ハイキングコースが次の駅
リフェルベルグ(2,582m)まで整備されています。
私たちツアー一行は高山植物、珍しい花などを見ながらハイキングを楽しみました。
・一面のお花畑です
ここアルプスには「3大名花」と言われている花があります。
「アルプス3大名花」は次の(1)~(3)の3種類を言います。
・(1)エーデルワイス
この花の自生地は限られているのでなかなかお目にかかれません。
エーデルワイスはドイツ語で「高貴な白」と言う意味だそうです。
ホテルの前に栽培されていたものを撮影してきました。
・(2)ゲンティアナ・アカウリス(紫リンドウ)
青紫色が鮮やかなリンドウの仲間です。
・(3)アルペンローゼ
「アルペンのバラ」の名前を持っていますが、ツツジに似た花を咲かせます。
・ゲンティアナ・ウェルナ(ハルリンドウ)
・ゲウム・モンタヌム
・ゲンチアナ・カンペストゥリス
・ロトゥス・アルピヌス
・モス・キャンピオン
・弁慶草
他にも数多くの花の写真を撮影しましたが、スペースの関係でご紹介はこれくらいにします。
私たち有志8名は初心者用のコースの後、更に、高低差1,200m程ある急勾配の続く中級者用コースをツェルマット(1,620m)まで下山しました。
外国人の家族や年配の夫婦たちもこのコースを下山していましたが、皆さんとても元気で私たちを追い抜いていくのにはびっくりしました。
日本の山歩きと同様にすれ違うときには、「ハロー」「こんにちわ」などと声をかけると、すかさず笑顔が返ってきて、とても気持ちの良いハイキングを楽しむことができました。
明日は「フルカ峠」の氷河のトンネルをご紹介します。
マッターホルンのふもとの町「ツェルマット」は標高1,620mに位置しています。
この町は周囲を高い山に囲まれており、マッターホルン以外何も見えません。
このような小さな町がこの時期多数の観光客、特に日本人観光客でにぎわっています。
世界の観光地ということで、この町では「4つ星ホテル」や「5つ星ホテル」が沢山あります。
・下はその中の一つ、「5つ星ホテル」です。
ここに宿泊する観光客の目的の一つは、朝日に輝く金色のマッターホルンを撮影、見学することにあるようです。
私も早朝より撮影に行きました。
当日は天候に恵まれ、金色に輝くマッターホルンを撮影することができました。
・朝日に輝く「金色のマッターホルン」です
この日は、ゴルナーグラート鉄道にて3,130mにあるゴルーグラード展望台までいきました。
・展望台からはマッターホルンを初めアルプスの山々を目前に見渡せます。
・岩山を巻き込むように流れた「氷河」です。
この日当地では「ツェルマートマラソン」が行われていました。
このマラソンは2,582m地点にあるリッフェルベルグ駅をゴールとするレースで、
標高差1,200m余りを一気に駆け上るハードなマラソンです。
・ツェルマートの中心地で、駅前に作られたマラソンの通過地点です。
・ツェルマットの町並みです。屋根は「鉄平石」で敷かれています。
・同じくツェルマットの町並みです。
・2,582m地点に設けられたマラソンのゴールです。
ゴルナグラード駅の一つ下のローテンボーデン駅(2,815m)からツェルマート(1,620m)までハイキングをかねて歩いて下山しました。
・下山の途中、谷底にあるツェルマートの町を見下ろす地点です。
明日はハイキングで撮影した「高山植物」をご紹介します。
この内、レマン湖畔にある「ラヴォー地区」は2007年6月27日に「ラヴォーのブドウ段々畑」の名称で文化遺産として世界遺産に登録されました。
スイス入りして2日目の午後には、このラヴォー地区をハイキングしました。
世界遺産に登録されている自然豊かな美しい風景をご紹介します。
・「レマン湖」
湖は東西に新月状をなし、湖岸にはジュネーブ、ローザンヌなどの都市がありま
す。
面積は580平方キロメートル、最大深度310メートルです。
・ラヴォー地区のブドウの段々畑です。
ブドウ酒用にブドウ栽培をしています。
日本のようにブドウ棚を作っていません。ご覧のように直立栽培をしており、枝の
高さを170センチくらいで止めています。
・ラヴォー地区の住居
玄関先にブドウの木を植えている住宅が目立ちました。
・昔のぶどう酒作りの機械です
昔使用していたぶどう酒作りの機械を庭先においていましたので撮影しました。
・シヨン城
かつては通行税を徴収するために使われていたようです。
詩人バイロンが「シヨンの虜囚」に詠ってから一躍有名になりました。
レマン湖畔沿いに広がるこれらの古城、段々畑、住居など、一帯が「世界遺産」となっています。
明日はツェルマットからの金色に輝くマッターホルン他をご紹介します。
スイスに入って2日目はフランス領「シャモニー」に入り、[3大名峰]の一つモンブランを観光しました。
富士山よりも高い展望台「エギュー・デュ・ミディ展望台(標高3,842m)」まで
ロープウェイで行き、そこからアルプスの山々を展望します。
・「モンブラン(4,810m)」
モンブラン(Mont Blanc)はフランス語で「白い山」の意味で、「アルプスの女王」と
言われています。
この山はヨーロッパ最高峰で、万年雪に覆われていて多くの氷河が流下していま
す。
画像で左下1/3くらいから右下にかけて続いているグレーの部分が氷河です。
・「マッターホルン(4,478m)」
スイス・イタリア国境にそびえる高峰で、雄大な岩の尖峰が特徴です。
・「モンテローザ(4,634m)」
イタリア語でMonte Rosa(ばら色の山)と言います。
山頂の形がバラの花のように見えます。
この山もスイス・イタリアの国境にそびえています。
・「氷河」
目の前に迫り来る氷河です。
しかし地球温暖化で年々後退しているそうです。
・「アルプスの山々」です
4,000m級の山々が群をなしている大パノラマは素晴らしく、大自然の雄大さと美し
さに目を見張りました。
明日は世界遺産「ラヴォー地区」を.ご紹介します。
先日、大阪の某大手旅行会社の海外旅行
「スイス・アルプス3大名峰と氷河特急の旅8日間」のツアーに参加しました。
そこで今日から「アルプスの名峰」と「アルプスの少女ハイジ」の世界に出てくるようなスイスの自然を、このツアーの日程に沿ってご紹介していきます。
車窓から見たスイスの風景です
日本とスイスの時差は8時間ですが、スイスはサマータイムを採用しているため現在は7時間です。(サマータイムは3月最終日曜~10月最終日曜まで採用しています)
関西空港を12時25分に出発したKLMオランダ航空機は11時間の飛行の後、現地時間16時25分(日本時間23時25分)にアムステルダムに到着しました。
「アムステルダム空港」です。
ハブ空港の機能を持っているのでしょうか?
関西空港の数倍はありそうな広い空港です。
ここで乗り継ぎ、アムステルダム発19時10分のKLM機でスイスに出発、ジュネーブには20時30分に到着しました。(以下、現地時間で表示します。日本時間は7時間をプラスしてください)
アムステルダムからジュネーブまでは1時間20分くらいの飛行時間で到着できるのですが、この旅では乗り継ぎ時間を含め4時間程要したことになります。
直行便のない不便さを感じた次第です。
スイスの昼間は日本より3時間~3時間30分位長く、21時30分にホテルに到着したときでもまだ明るい状態でした。
スイスではこの時期、22時頃まで明るいそうです。