らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「イタチ」と「鼬ごっこ」の関係

2024-04-29 | 家庭菜園

畑にはアライグマやイタチなど、農作物を食い荒らす害獣が出没しています。
まだトマトやナス、スイカなどの苗を植えたところなので被害は出ていませんが、後1~2か月すると防獣対策をしなければならなくなります。
害獣ではアライグマの他にイタチもよく現れます。

「イタチ」
イタチはネコ目、イタチ科の哺乳類です。
オスは体長30㎝~40㎝、尻尾は体長の半分以下、でメスはこれより小さく、体は細長で、赤褐色です。
夜間、ネズミ、鶏などの小動物を捕食しますが、敵に襲われると悪臭を放って逃げます。
所謂、「イタチの最後屁」です。
イタチは、敵に追われた時、最後の武器として肛門の脇にある一対の腺から揮発しやすい液体を出し、その悪臭によって難を逃れます。
ここから転じて、進退窮まった時にとる好ましくない非常手段や最後に演じる醜態を譬えてこの言葉が使われます。

なお、イタチは短命で、ニホンイタチは飼育下で平均寿命が1.4年で野生環境の個体は1.9年が平均の寿命だそうです。
また、日本に最も多く分布するチョウセンイタチは平均2.1年で最も長生きした個体は8年10か月の前例があるそうです。

・畑で捕獲したイタチです。


「イタチごっこ」
慣用句に「イタチごっこ」があります。
この意味はご存知のように、「同じことの繰り返しで進展のないこと」を言う言葉です。
でも、同じことを繰り返すことを何故「イタチごっこ」というのでしょうか?

『広辞苑』によれば、「鼬ごっこ」とは、
①二人互いに相手の手の甲をつねって自分の手をその上に載せ、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱え、交互にくりかえす子供の遊戯。
②転じて、双方が同じ事をくりかえすばかりで無益なこと。
と説明しています。

辞書が示すように、この「いたちごっこ」のイタチは子供の遊びであり、動物のイタチとは全く関係ありません。
「いたちごっこ」は「鬼ごっこ」や「電車ごっこ」と同じように、元々は子供の遊びからきた言葉です。
江戸時代から親しまれていたと言われているこの遊びは、二人が一組となり、「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら相手の手の甲を順につまんでいき、両手が塞がったら一番下にある手を上に持っていって、また相手の手の甲をつまむということを繰り返す、終わりの無い遊びです。
後に、延々と手を重ねていく終わりのない様子から「同じことの繰り返しで進展がなく、埒があかず、きりがない事を」を意味して『いたちごっこ』というようになりました。

「何故イタチなのか?」
でも何故イタチなのでしょうか?
この「いたちごっこ」遊びは、交互に相手の手の甲をつまんでいく動作を、どんどんスピードを上げていくそうです。
そのため「相手の手の甲をつまむ」という細かい動作を、早くちょこまかと繰り返すさまが、「イタチ」や「ネズミ」のようだと考えられたことが由来のようです。

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2 コメント

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イタチ  (もののはじめのiina)
2024-04-29 09:18:19
🦝アライグマではなく、こんどはイタチを捕獲でしたか。
「イタチの最後屁」を喰らわなくて幸いでした。
また、畑に現れて「いたちごっこ」にならぬと好いのですが・・・❔

そんな言い伝えが残るほど身近なイタチなのですね。


散歩の途中の造園業の園に咲いたシャクナゲは、2年ほど前に大胆に刈られたのですが、ふたたび見事に咲き乱れています。
シャクナゲの再生力は旺盛なのでした。^^

興味・・・ (佐貫卓球ルーム2)
2024-04-29 11:26:12
こんにちは~~~

「「イタチごっこ」
慣用句に「イタチごっこ」があります。
この意味はご存知のように、「同じことの繰り返しで進展のないこと」を言う言葉です。
でも、同じことを繰り返すことを何故「イタチごっこ」というのでしょうか?」

イタチですか?
此方はハクビシンが多くて困っています
又猪も多いです
妻と海岸の側の小高い丘の横を通っている時車の前を走る動物がいました
犬だと思って引かないよう気おつけていましたら3匹の猪の子供でした
妻と顔を合わせ笑ってしまいました

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