らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

木魚の由来

2019-08-15 | 情報

お盆には、菩提寺のご住職をお迎えして棚経をあげてもらいますが、その折、どのご住職も木魚を叩いて調子を取っています。
この木魚は法具ですが、単なる楽器のような存在なのでしょうか? それとも他にもっと重要な意味があるのでしょうか?
今日はその由来と意味について調べました。

「由来」
木魚は元々は、木を魚の形に彫ったもので、中国の宋代(10世紀~13世紀)で使われていたようです。
当時の用途は、木槌等で木魚を叩いて音を出し、人々を集めるための道具として使われていました。
これが木魚の元々の由来です。

日本でも、大本山永平寺では、魚鼓(ほう)という、三メートル弱の魚の形をした板が、修行僧が食事をする僧堂の外廊下に吊り下げられており、当番の修行僧がこれを叩いて合図に使用しているそうです。

・永平寺の魚鼓(ほう)という、三メートル弱の木魚です。(ネットより)


この木魚が殺生を禁じられているお寺に何故あるのでしょうか?
実は、お寺のお坊さんや修行僧の中にはお経の途中でウトウトして眠ってしまうお坊さんもいるようです。
これを防ぐために木魚を叩くようになったと言われています。
それが何故魚なのかと言うと、古来、魚は眠らないからと考えられていたことから、「目を閉じて惰眠を貪ることなく修行に励むように」という戒めが込められているのだそうです。

また、魚が口にくわえている丸い玉は煩悩を表していて、魚の背をたたいて煩悩を吐き出させているそうです。
魚板に、中身を空洞にして音が出やすくするなどの工夫が加えられ、現在のようにお経を読む際に使われるようになりました。
リズムをとることも目的としているそうですが、眠気覚ましの意味もあると言うことです。


木魚の由来は、人を集めるための道具から修行僧の眠気防止、そして現在では、主にお経を読むときにリズムを整える事へと変遷しているようです。

 


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