らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

霞と朧の違い

2024-03-12 | 季節

春になるとと、遠くの風景がぼんやりと見えることがあります。
この現象は春がすみと呼ばれますが、原因は花粉やほこり、煙や黄砂などの空気中に浮遊する微粒子が多くなったり、気温も高くなるので大気中の水蒸気の量も多くなって霞んで見える現象です。
このような現象を「霞」とか「朧(おぼろ)」と言いますが、この二つの表現の違いをご存じでしょうか?

「霞と朧の違い」
調べてみると、霞(かすみ)も朧(おぼろ)も、気象用語としては特に定義づけはなく、その違いは、現れる時間帯によるのだそうです。
即ち、
・霞 は 日中に現れるものを言い、
・朧は夜間に現れるものを言います。
季語は共に「春」です。

そこで、辞書にはどのように書かれているのか広辞苑を開いてみると、
「霞」① 微細な水滴が空中に浮遊するため、空がぼんやりして遠方がはっきり見えない現象。
    古くは春、秋ともに霞とも霧とも言ったが、後世は、春のを霞、秋のを霧という。
   ②朝または夕、微細な水滴が日光を受けて、空の赤く見えること。朝焼け。夕焼け。

「朧」①はっきりしないさま。ほのかな様。薄く曇るさま。ぼんやり。ほんのり。

と説明しています。
辞書には時間については書かれていませんが、歳時記によると、薄い雲のように見える現象について、
昼間は「かすみ」と言い、
・夜間を「おぼろ」
と呼んで区別しています。

結局、霞と朧の違いは現れる時間帯によって区別されているという事でした。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
朧月夜  (もののはじめのiina)
2024-03-12 10:53:18
> 昼間は「かすみ」と言い、夜間を「おぼろ」
こちらが、もっともらしく思えます。

「祇園小唄」の歌詞にあります。
 月はおぼろに東山
 霞む夜毎のかがり火に
 夢もいざよう紅桜
 しのぶ思いを振袖に
 祇園恋しや だらりの帯よ


【そんなバカな】は、 ぼんやりしていて急に考えつきました。

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