ソラマメを10株ほど植えています。
先月には、側枝を6~7本に剪定して追肥をしました。
その後、各株の側枝には花が咲き始め、至って順調に生長していました。
「そら豆の大敵アブラムシ」
この時期には、ソラマメ栽培で最も気をつけなくてはいけないのがアブラムシの飛来です。
アブラムシは植物の新芽や新葉に好んで飛来し、増殖してウイルス病を感染させる厄介な害虫です。
ネットによると、アブラムシにより媒介されるウイルス病には モザイク病、黄化病、萎黄病等があって、生産農家にとっての被害は甚大になるとのことでした。
野菜の中でもアブラムシの発生がもっとも多い作物の一つがソラマメだそうです。
そこで、その予防のためにマルチを敷いたり、また発芽や植えつけ後に防除用の農薬を適切に使用するということでした。
「迂闊」
ところが迂闊にも、私はアブラムシ対策を何もしていませんでした。
今月に入って家内から「ソラマメにアブラムシが付いている」との指摘があり、確認すると、何と全ての株の側枝にいっぱいついているではありませんか。
前記したように、アブラムシが付くとモザイク病や黄化病、萎黄病などになって豆ができません。
直ぐに農薬散布をすることにしたのです。
・栽培している10株のソラマメです。
「農薬散布」
使用した農薬は殺虫剤のモスピランと殺菌剤のジマンダイセンです。
しかし、余りにも多かったので、一度の散布では全ての防除ができませんでした。
そこで、数日後に再度、同じ薬剤を散布しました。
そして、その数日後に結果を確認したところ、今度は殆どが死滅していました。
でも、葉っぱの裏や蕾などに残っていたら困るので、とどめに3回目の農薬をもう一度散布したところ、今度は完全に死滅しました。
しかし、3度も続けて農薬を散布したことから薬害を心配しましたが、まだ花の状態であることからその影響はないのではないかと思っています。
・反省点・・・早めに害虫の確認をしなければいけないことを改めて思い知らされました。
・倒伏防止のため支柱をしたソラマメの茎です。
ところで、アブラムシを除けば、各株の枝はその後2回の追肥と土寄せをした結果、御覧のように70~80㎝ほどの茎に成長し、花も咲いて順調に育っています。
この茎の高さになると、倒伏防止のための支柱が必要になります。
そこで、鉄杭と竹を使用して支柱を立てたました。(上の画像)
各茎の6~7本の側枝には5~6段に亘って花をつけています。
この後、最下部の花に莢が付き始めたら側枝の先を摘心し、伸長を止めて莢の肥大を図ります。
・6段目に蕾が付いている茎です。
収穫時期は開花から40日位が目安と言われています。
莢が膨らみ、真横より下に垂れ下がってきたら収穫となります。
アブラムシの影響が出ないように、莢が太くなることを期待したいと思います。
・ソラマメの花です。
なお、一昨日、茎を確認したところ、花が終わって小さな莢が数個出来ていました。
莢ができた茎の先を摘芯し、このまま大きくなってくれることを期待しています。
・花が終わって小さな莢が出てきた茎です。