らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

竜巻のメカニズム

2012-05-08 | 時事

茨城県や栃木県の北関東一帯では6日に発生した竜巻や突風によって甚大な被害が発生しています。
一昨日から昨日にかけてテレビでは、各局ともトップニュースで報道していました。

報道によれば、茨城県つくば市や栃木県真岡市などで竜巻や突風が吹くなどして関東地方の広い範囲で被害が相次ぎ、中学生1人が死亡したほか54人がけがをし、2000棟以上が損壊したそうです。
また竜巻の規模は、つくば市では幅500m、長さ15㎞に亘って直線状の被害が続いていることが分かったそうです。

さて、今回の竜巻による被害状況はマスコミに任すとして、今日は竜巻の発生するメカニズムについて調べました。
科学的な知識が無いので詳しいことは知りません。もし、間違っていればご指摘ください。

「竜巻のメカニズム」
一般的に竜巻が起こるメカニズムは次のように言われています。
上空に冷たい寒気が流れ込み、地表に湿った暖気がある時に強い上昇気流が起きますが、それが空気中の何らかの状況により強烈な上昇気流となり、その結果、気圧が大きく下がり、周りの空気が猛烈な速さで渦を巻いて吹き込むことによって起こります。

・この画像はつくば市を襲った竜巻です。(ユーチューブより)


「今回の竜巻のメカニズム」
そこで今回、茨城県や栃木県を襲った竜巻のメカニズムについては、専門家によると、日本の上空に氷点下21度以下の強い寒気が流れ込んでいたところに、地表からの温かい空気がぶつかり合い、45度を超える大きな寒暖差によって通常の数倍の大きさのスーパーセル(巨大積乱雲)が発達し、南からの強い風によって更に巨大化したことが 原因と見られています。
気象庁のレーダーでも直径10~20㌔の積乱雲が確認されているそうです。

昨日、民法のTVニュースを観ていた時、東京大学大気海洋研究所 新野宏(にいのひろし)教授が今回の竜巻について次のように話されていました。
「 関東平野は全体としては日本の中で竜巻が起きやすい地域のようです。それは地面が平たんな地域であることがきいているかもしれない」。
更に、竜巻が発生する条件として、今回のように強い積乱雲が発達していることに加え、地表近くに風が回転する力が必要だということですが、次のような気象現象が起きた可能性を挙げています。  
1つはスーパーセルという特殊な積乱雲で、自分で回転を作り出す竜巻。
もう1つは局地前線。片方で南風、片方で北風が吹くと、その境目は風向きが急に変わっているので渦を巻きやすいこと。

・画像は6日のNHKテレビより


新野教授によると、日本で起きた竜巻としては1990年の千葉県茂原市、1999年の愛知県豊橋市、2006年の北海道佐呂間町で発生したものがこれまでは大きな竜巻として知られているということですが、今回の竜巻はそれらに匹敵する可能性が高いと指摘しています。


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2 コメント

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アメリカ並 竜巻 (iina)
2012-05-08 08:11:29
スーパーセルという特殊な積乱雲が、大きな竜巻をつくったとは。おとといは、スーパー・ムーン
とやらで通常より大きな満月が鑑賞できたらしく、寒暖差45度を契機に大荒れしたのでしょうか。
GWをバス事故ではじめ竜巻で〆て、アメリカ並の竜巻をマネしないで、月を愛でるていどが日本に
向いています。
笑撃は、発想が命ですが、とてつもないことを思いつくものです。
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Unknown (tamirin)
2012-05-08 08:57:14
今この話題で持ち切りですね・・・
返信する

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