らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「雨水」に雛を飾って良縁を

2023-02-19 | 季節

一昨日、一昨昨日は全国的に冷え込んだと思いますが、比較的温暖な当地でも真冬並みの冷え込みとなりました。
当地の一昨昨日の最低気温はマイナス0.8度、最高気温も6.5度止まりでした。
しかし、立春の後、春のような陽気の日もあり、三寒四温を繰り返しながら確実に春が近づいてきています。

暦の上では、今日2月19日は二十四節気の春の2番目の節気である「雨水」です。
雨水とは、「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味で、今日から3月5日までの期間をいいます。

「雨水に雛を飾って良縁を」
昔から「雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる」という言い伝えがあり、この日は雛人形を飾るのにおすすめの日となっています。
お嬢様がいらっしゃるご家庭の皆様、桃の節句には少し早いかも知れませんが、先人の言い伝えを信じて飾られては如何でしょうか?
でも何故、この日にひな人形を飾ると良縁に恵まれるのでしょうか?



「理由」
「雨水」にひな人形を飾るのがよい理由には諸説あるようですが、その一つは日本の神話からと言われています。
雨水の頃は、暖かくなって雪が溶け、農耕の準備を始める目安の日とされています。
雪解け水が流れる川は、昔、女性たちが、炊事や洗濯で集まる場所でした。
その水は、生命を支え育てるということから、命の源であるとされ、水は母神と考えられていました。

古事記に出てくる弥都波能売神(みづはのめのかみ)は子授けや安産の神として崇められており、日本における代表的な水の神(水神)で、美しい乙女の姿をしているとされています。
そのため、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれ、ご利益があると信じられ、雨水に飾られるようになったという事です。

「雛飾りの片づけ」
なお、ひな人形を片付けるのは、「啓蟄(けいちつ)」の3月6日頃が良いと言われています。
何故なら、ひな人形は、女の子の厄を引き受ける役目を持っており、災いを遠ざけるという意味でも、ひな人形はできるだけ早く片付けた方が良いそうです。
また、行事が終わったらいつまでも出しっ放しにせず、きちんと片付けさせるという躾の意味もあります。
そして、そのようによく躾けられた娘が早く結婚できる(片付く)ように、との願いも込められているということです。