らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

初夏に咲くコスモス

2022-06-13 | 

私の畑では早くもコスモス(秋桜)が咲きました。
コスモスは「秋桜」と書くように秋に咲く花ですが、初夏にも咲くようです。
今日は5月下旬に咲いたコスモスをご紹介します。

「秋桜」
コスモスの和名は「秋桜(あきざくら)」といい、日本らしい名前ですが、実は明治初めに“渡来”した外来種です。
容易に栽培でき、丈夫で手間がかからないので、明治の末には全国的に広まりました。
原産地はメキシコで、栄養分が少ない乾燥した土地を好むことから、秋に咲いた後の種から、翌春にはあちらこちらに自然に発芽して増えていきます。

私の畑に咲いているコスモスも、昨年の種から発芽したものです。
まだ草丈50~60㎝ほどの短い茎に薄紫の花を咲かせています。



「コスモスの名前の由来」
コスモス(cosmos)」という花の名前の由来は、ギリシャ語で「秩序」や「調和」を意味する「kosmos」で、規則正しく花びらが並ぶ様子から、この名前が付けられました。
また、英語で宇宙のことを「cosmos」とも言いますが、こちらも秩序によって調和を保っている宇宙のことを、哲学者のピタゴラスが「cosmos」と呼び始めたのだそうです。

・早くも咲いたコスモスの花です。


「秋桜をコスモスと読む由来」
コスモスは外来種なので、和名が「秋桜」であっても、それを「コスモス」とは読みません。「あきざくら」と読みます。
では、なぜ「秋桜」と書いて「コスモス」と読むようになったのでしょうか?
それは、昭和52年(1977年)に山口百恵が歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしたからなのです。
この曲は嫁ぐ娘が母を思う気持ちを、当時18歳の山口百恵が歌いましたが、作詞作曲をしたさだまさしが曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」と読ませたのです。

私の畑で早くも咲いた「秋桜」。
しかし、「秋桜」と書くより、初夏に咲いたことから「初夏桜」と書いて「コスモス」と読みたい、季節外れの「初夏桜(コスモス)」です。