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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

サギゴケ

2020-04-25 | 

「サギゴケ(鷺苔)」という花をご存じでしょうか?
この花は春になると小さな花をたくさん咲かせる野草ですが、花姿は愛らしく「何の花かな?」って見入ってしまう不思議な魅力があります。
そのサギゴケが今、畑のあぜ道にたくさん咲いているのでご紹介します。



「サギゴケ(鷺苔)」はゴマノハグサ科の多年草で、4~6月にかけて小さな花を咲かせます。
原産地は日本で、本州〜九州のやや湿気のある田の畔などに生えています。
サギゴケの葉は根ぎわに集まり、その間から匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして繁殖します。
花は鐘形で半ばまで5裂し、花冠(かかん= 花びらの集まり)は紫色で長さ1.5〜2cm、上唇は2裂、下唇は3裂し、中央部は隆起して黄色となり赤褐色の斑紋があります。
なお、匍匐茎とは、地上近くを這って伸びる茎のことです。



サギゴケの白色花を「シロバナサギゴケ」または「サギシバ」とよび、紫色のものを「サギゴケ」または「ムラサキサギゴケ」とよんで区別することがあるようです。



名前の由来は、白いサギゴケの花が鷺の姿に似ていることから「サギ」の名を、地面を這うようにしてたくさんの花を咲かせる様子を苔に見立てて「コケ」の名をとり、合わせて「サギゴケ」或いは「ムラサキサギゴケ」と呼ばれるようになったということです。



この可愛い花はあぜ道のあちらこちらに咲いています。
畑を行き来する時、踏みつけることもありますが、それでも枯れることなく元気よく咲いています。
雑草は逞しいですね。