阿吽
今日は「阿吽の呼吸」などと使われる言葉「阿吽(あうん)」について調べました。
阿吽とは、一般に吐く息と吸う息を表す言葉です。
語源は、梵語(サンスクリット語)の悉曇(しったん)の字母表「a-hum」の音写だそうです。
「阿」は口を開いて発音することから「吐く息」を、「吽」は口を閉じて発音することから「吸う息」という意味となり、ここから両者が息を合わせることを「阿吽の呼吸」というようになりました。
また、寺社の山門にある仁王像や狛犬の口は一体が口を開き、一体が口を閉じていることから、「阿吽」を表しており、密教では「万物の根源」と「一切が帰着する知徳」の象徴とされているそうです。
ではなぜ「阿吽」が寺院の山門などに安置されたのでしょうか?
古都奈良の仁王像のお話HPには次のように書かれていました。
当初、釈迦を守護する「執金剛神」が単独で祀られました。
執金剛神とは甲冑で武装して金剛杵を持っている神と言うことです。
古代、釈迦の象徴と言えば舎利塔が一般的でありましたので執金剛神は塔のガードマンということでしょう。
それが、門の左右に安置されるようになって執金剛神の分身が一対の仁王像となっていったのであります。
門の左右に安置される2体一具ですので二王とも称されました。
口を開けたのが阿形、口を閉じたのが吽形となります。
左側(向かって右側・東側)には阿形像、右側(向かって左側・西側)には吽形像を安置するのが通例となっております。
しかし、古代には逆の配置もあったということです。
政権発足以来1年半余りに亘って高支持率を維持してきている安倍内閣。
そして、その影の立役者である女房役の菅官房長官と安倍総理。
TVを観ている限り、「阿吽の仲」という言葉がピッタリのお二人のように感じます。
第1次安倍内閣では、菅さんは総務大臣をしていましたが、当時はこれほどの器量があるとは感じませんでした。
政治家として随分成長されたように感じます。