別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

スミレほど

2010-03-04 | 自然や花など

 
     つちくれの小さき日陰に菫かな    虚子
     菫程小さき人に生れたし         漱石 

  菫は小さい。 
  小さいながらも花の形は整っている。 
  自分も菫ほどのこびとになって菫の花の林のなかで 
   自由に行ったり来たりしたい…   漱石の自由への憧れ と。

 
  留守のあいだに 庭の片隅で菫が群れ咲いていた
    ゆかしい菫が 春のこころを抱いてきたのだ

 

   クリスマスローズも 花かんざしも咲いていた

   曇り日の 春

 

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