別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

な散りそ

2007-04-05 | 自然や花など

   きのうのこと…

 雷鳴と稲光り、霰まで降った。 
 それらが屋根のうえでまとまって握り拳くらいになると、ぐちゃっと落ちていく。
 突然の嵐 呆然とする。
 気温3度。 能登の方達はお花見どころではないのだと、お見舞いの言葉も悴んでいる。 

             -☆-

  花はいかに…  夜は散歩に出た。

 桜吹雪が濡れるベンチや 黒い土にアートを残していた。 

 水たまりに揺れる筏。 十六夜の月が薄墨色に染めあげて
 妖しく浮かびあがる花の塊。 優雅な情趣に誘われる。

   ためらいがちな夜半の月…  薪能も待ち遠しい。


      カメラは入院中、記録がなくて残念だ。
 
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2 コメント

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月こそ桶にあれ (boa !)
2007-04-05 15:53:00
松風ですね。“月は一つ、影は二つ”「汐汲車。わづかなる。浮世に廻るはかなさよ。」死してなお、行平への恋の妄執に狂乱する姿は切ないものです。

薪能でご覧になると一段と幽玄の世界に引き込まれることでしょう。

関東は春の嵐がすさまじかったようですね。夜桜の風趣も、月影も、おだやかな天候でこそ。いましばし、な散りそ。な吹き来そ。

垂れ込めて春の行方を知らぬままで、やはり不満が消えませんよね。

当地は、開ききったチューリップの上に桜の花びらが舞い積もるといった趣向です。
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熊野・松風・米の飯 ()
2007-04-05 21:44:13
 地謡の中にboa!さんのお声が聞こえます。
幽玄の世界にひたるのは来月です。それまで楽しみに。薪能は二日間、一日目は杜若です。
 両方行かれればいいけれど。 席取りもままならず。 ものすごい人気です。 
 な降りそ! 今からお願いしておきます。
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