別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

弦楽の魅力

2013-06-09 | こころ模様

ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2013  (大宮ソニックシティ) 

演奏 ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ 

世界最高峰ベルリン・フィルのトップ・メンバーによる至極の響き。
 幻の名器 ヴィオラ「マーラー」をはじめ、 11台のストラディヴァリウスが集結! とあった。

 緊張感のある  素晴らしい演奏だった。   
  300年の時をこえて響く、 たとえようもなく澄んだ音色。  楽しげに弾いている。

 

モーツァルト:ディヴェルティメント へ長調 KV.138
J.S.バッハ :2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV.1043
フンメル   :ヴィオラのための幻想曲 ト短調 作品94
バルトーク  :ルーマニア民族舞曲  

バーバー:弦楽のためのアダージョ 作品11
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデ ハ長調 作品48

アンコール
 グリーグ  組曲 「ホルベアの時代より」 作品40
 ヴィヴァルディ  ヴァイオリン協奏曲「四季より」冬
 モーツアルト  セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

  終わりは流ちょうな日本語で結ばれた。
 ソニックの演奏会を最後に名器は返される。 
 どれだけの人の涙と汗がしみ込んでいることだろう。 演奏家も別れがたいのだと思った。 11台のストラディヴァリウスを高く捧げ見せてくれる。 スタイルの良い楽器をかたずをのんでみつめる。 

 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、 チェンバロ… それらの音が、旋風のように起こった。  響き合い、 ふるえる。  無上の幸せだった。

 

   

コメント
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