別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

九月

2012-09-02 | 自然や花など

  

 九月に入ってようやく本格的なお湿りがあった。 アメリカンブルーの花が生気を取り戻した。 植物が大地がうるおい、 ひとのこころに滋養を与える。 雨の匂いをひさしぶりに嗅いだ。  
   
  これまでのひでりを思えば もっと降ってもよかったのかも。  

 先日 用水に沿って 桜並木を歩いた
 見あげれば  みごとなレースができている
  

    病葉(ワクラバ)の一つの音の前後かな    阿波野青畝

 木下闇を黄色くなった葉が 回転しながら落ちてくる 

 

   日向では葛の花が 猛暑をかわす
    ふと  鳴き止む蝉

 

 影には可憐な マルバルコウソウ  
  


  細い茎が他の植物に絡みつき  ロート状の花がこぼれるように咲く  
  葉も花も 朝顔に似て  中央アメリカ原産 
  園芸栽培されていたものが 空き地で野生化しているのだ と


    よどみなく葉月の蝉の鳴きにけり   去舟 

   葉月 旧暦8月  新暦9月16日から葉月に対応する
    本日 9月2日(旧暦7月16日)は まだ文月である

 残暑はしばらく続きそう
  蝉を追って  秋の虫がそこまで来ている
 芸術の秋 読書の秋 食欲の… 
  季節の変わり目です   皆さま どうぞおだいじに
 

 

 

 

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