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公孫樹は描こうと思いながら 時期を逃してばかりいた
黄金の風に 魅せられて
ようやく スケッチに出てきた
いつかの うぬぼれ屋さんが きょうのモデル
そばには サイカチやユリノキがそびえている
はじまったばかりの黄葉 淡い緑を残している
大樹でもこちらには実がならず
美術館入口の方では、 もう一本の公孫樹が まだ暑いうちから
小鈴のような実を落としていた
黄葉のうしろは ヒマラヤスギの グレーをおびたグリーン
杉は 赤茶けた枯葉をとどめたまま
圧倒するマッス 公孫樹のボリューム
紙面に納まらない大きさ 高さ
透明水彩では 迫力がでない 6F