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ドアの向こう

日々のメモ書き 

三毳山

2009-05-01 | 道すがら

  カタクリが咲く頃は、 多くの人で賑わう。 所用をすませ午後2時ころ着いた。 時間がなくて頂上までは行かれない。 栞から 園内案内図 及び みかも山 航空写真


  起伏に富む雑木林をめぐると 三毳山七石に逢える。 
  三毳の関の役人(威奴イヌ)がその上で見張りをしていたといわれる犬石。威奴石から犬石へ。 詠野石エイノイシとも、 その形が犬に似ているという説もある。
 北条氏政の大軍に攻められた佐野昌綱軍を助けるために、 三毳山に兵を進めた上杉謙信が、 毘沙門天の旗をその岩に立てて退散させたと伝わる黒立岩、 旗立岩とも。 ほかにも石はいろいろある。 

                   -☆-

  高速道を抜ける車の唸りは、 小さくなってここまで届いた。 登るにつれて人気ヒトケなく、 いよいよ静まり無音となる。 広い園内に野鳥はみつからない。 緑に埋もれる赤松の朱色にハッとし、 天上の透けるブルーに思いをのせる。 花のように明るいミドリ。 急坂も励ましながら楽しみだ。 
  アゲハが二頭ゆらりときて山椒に近づく。 新緑はさわやかな風をおくり、 心地よい木洩れ陽がチロチロと囁く…  夢のようだ。

  森の交響詩は、 いつか聴いた風景のようでもあるけれど、 いやいや違う。 健康のありがたみが加わって、 増幅され新鮮に伝わる。  神々しいくらいだ。
 こかげの山躑躅が、 ひかえめな灯りのよう。 

  万葉庭園。 山頂中継広場まで登ったが急勾配。 一休みしてハーブ園 ・ 薬草園に降り、 結局は西の一部を二時間半歩いた。 次回は山頂を目指したい。 ハング・パラグライダーも飛ぶらしい。
 

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