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ドアの向こう

日々のメモ書き 

月の桂

2007-02-22 | 自然や花など


 先日 梅まつりに行った。 そこで開催中の陶器市も楽しみに。
 ここには紅梅、白梅、しだれ梅、野梅等約650本、 45品種もあるらしい。 馥郁たる香りに包まれた。 うす紅や白 ペールホワイト 青みがかった白など惹かれる。 それぞれに名札が附いている。 

 掲げた写真は  「月の桂」。  川端康成 「白金の弓矢」も、 とくに見事である。
 桂の木を調べたことがあった。 新緑の頃 丸い若葉が涼やかだ。 枯葉はお醤油の匂いとあったけれど、まだ確かめられない。 花も見たことがない。

  中国では、桂は月にあるといわれる想像上の木だそうである。 
 …月の 桂


  カツラ科の落葉高木。高さ約30メートル。樹皮は灰色、 葉は卵心形。雌雄異株。春、葉に先立って紅色を帯びた細花を房状につける。 実は円柱形の袋果。 木は軽く軟らかで加工しやすく家具や彫刻などにむいているようだ。

 
  かつら-おとこ -をとこ (桂男) 
 月に住むという中国古代の伝説上の男。 また、月を擬人化した異名。 かつらお… 辞書から 美男子 のことと分かった。 月の桂を忘れずにいよう。



   右は 「豊後」。  まるで

  
  梅の花夢に語らく
  みやびたる花と我れ思ふ
  酒に浮かべこそ 
           大伴旅人


 の風情。 
 花びらをふるわせ小雨のなか凛と立ちつくす。 晴天下より 愁いをおびていて好もしい。
  月影の美男子と ほろ酔いの美女に出会った。


  全国大陶器市で織部の皿を求めた。 翌日、 同じものをデパートでみたら3倍の値が付いていた。 ウキ・ウキである。 

コメント (4)
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