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ドアの向こう

日々のメモ書き 

黒と白のシンフォニー

2007-02-24 | アートな時間
  

    マネのベルト・モリゾを模写したのは4年まえ。 彼の微妙に変わるゆたかな黒の表現を真似する。 質感に苦心した。 ターバン風の帽子はオルセー美術館展で、喪のそれと知った。 
 原画の上品さにひかれる。  印刷には無い色を見て、 もう一度描こうと決めた。


    灰色と黒のアレンジメント第1番 画家の母の肖像  ホイッスラー
 

黒の色相や彩度にこだわっている。 バランスの良い空間と色と。 
 ここにはなかったが、対極の色を主題にした絵もある。 日本趣味も窺える 白のシンフォニー№2 ホイッスラー。

 好みのグウェン・ジョンを思う。 彼女はホイッスラーに学んでいた。 黒猫を抱いた若い女バスケットの桃など 手紙の絵もある。 独特の抑えた色づかいは ホイッスラーの教えに基づいている。 微妙な色の変化や調和をたいせつにした。

  黒にこめる画家の思い、鋭い感受性をもって描かれた絵にすっかりうなされている。 瀬戸黒も、志野の白も、 おなじ雨の日に鑑賞した。 
  他の作品はこちらで  №1   №2

    模写はこちら  表情も硬いですね  

コメント (5)
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