朝から晴れて気分も上昇
元気に翻って、笑いが止まらぬようなのだ。
真っ青な空に静まる木立 光と翳を映して
水鳥はどこへ行ったでしょうか
午後から曇って 北西の風が強い。 大樹を揺さぶり梢はゴウゴウと唸った。
水面は吹き流されて速度を早め、ときには渦を巻く。沼はまるで大河のようにみえた。
寒くても 走る人や歩く会のグループはたくさん見られる。
皆さん忙しそうで、こちらには寄れないそうだ。
小さな家の ひとり時間。
千切れた雲が枝先にひっかかるかもしれないと 窓からじっと眺めていた。
照ればポカポカ、明るい光はまぶしいくらい。
窓にもたれて立原道造の「優しき歌」を読んだ。
追ひもせずに 追われもせずに 枯木のかげに
立つて 見つめてゐる 真つ白い雪の
おもてに ながされた 私の影を―――
(かなしく 青い形は 見えて来る)
私はきいてゐる さう! たしかに
私は きいてゐる その影の うたつてゐるのを……
(後略)
立原道造 真冬のかたみに……
Heinrich Vogeler gewidmet
雪雲が行きかい、 晴れたり翳ったり目まぐるしく変わるなか
午後から 散歩の家族などいらっしゃった。
・男性 別所沼の写真を撮っています。
作品は写真展に入選し、2月プラザノースに展示されるそうです。
(別所沼は どこを撮っても絵になりますよ)
・男の子はお父さんと来室。 帰ったと思ったら再びお母さんを連れて、ご一家で観て行く。
(一日二度も来てくださったのです。
ありがとうございます。詩以上に詩的な手紙も読んでくださいね)
・ここは何ですか。 今日は「歩く会」なので、 あらためて、 必ずまた来ます。
子供さん2人を含め 来室12名
ありがとうございました。
見あげると 水色の紙に美しいデッサンが残されていた…
どうやら 詩人が描いたものらしい、 細緻なしごとにうっとりする。