退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「昔の英国と韓国のあれこれ」について

2024-05-30 03:54:53 | Weblog
快晴。昼間にやや風強し。

ジェーン・オースティン「マンスフィールド・パーク」を半分くらい読む。

著者の作品には必ず「賢い女子」が登場する。
もっともそれは「偏見」や「多感」の持ち主であったりするのだけれど。

何より昔の英国の「富裕層の生活」が描かれるのがいい感じ。
それは実に退屈でもあり微妙な力関係によって維持されるもので。

かの国の「当然」は舞台や詳細を変えても「同じこと」だろう。
世界中のどこであってもこの種のことはあるはずで。

出来れば明日読了したいところだがそうもいかず。
おそらく明後日にそうなる予定。

ユン・ジョンビン「工作 黒金星と呼ばれた男」(’18)を観る。

北朝鮮に潜入した韓国の工作員が主人公。
両国の権力者たちの関係を描いた作品。

当時の現実はこちらまで。
金大中が大統領になった時代のこと。

彼を嫌った韓国の保守勢力が北朝鮮に「協力」を頼むのにふむふむ。
「南北関係の複雑さ」よ。

1961年に朴正煕による軍事クーデターが起きてKCIAが誕生。
初代部長は金鍾泌。

73年には金大中事件も(彼を東京から拉致)。
74年には文世光が朴正煕夫人陸英修を射殺(狙ったのは朴正煕)。

79年にはKCIAの金載圭による朴正煕暗殺事件など。
81年全斗煥政権時代に誕生したのが国家安全企画部。

その後99年金大中政権によって国家情報院が誕生。
規模を縮小し大統領直属機関になった模様。

「キヨハラヒサシ」という人物が登場するのも覚えておこう。
「朝鮮総連系の在日同胞」という設定。

こんな時代もあったということで。
昔「韓国からの通信」という岩波文庫の黄色版があったのを思い出した次第。
コメント
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