退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「微妙な本と映画」について

2022-07-06 02:47:07 | Weblog
くもりのち晴れ。天気予報が大きくハズれる。

中島義道「差別感情の哲学」を読む。

やはりこの著者は微妙。
「出来るわけがないこと」を「解決策」にするのは意味がなく。

「自分の現在を語ること」が「差別」になるのだとしたら。
何も語ることは出来なくなるのみ。

具体的に「していいもの」と「してはいけないもの」を分けること。
そのあたりにしか「落としどころ」はないだろう。

「哲学」というかたちで「正解」を求めることこそが「間違っている」。
「経験」を重ねながら「判断」するより「仕方がない」。

ダリオ・アルジェント「サスペリア・テルザ 最後の魔女」(’07)を観る。

これまた何とも微妙な出来。
かつての作品の趣きがないわけではないが「どこにも面白さ」がなく。

監督の娘で主役のアーシア・アルジェントの魅力も今ひとつ。
むしろ「霊媒師」のヴァレリア・カヴァッリの方が素敵。

ウド・キアがこんなところに。
もっとも「扱い」が軽すぎるように思われるのだが如何。

市川純という女優が登場。
なかなかのインパクトはあるがすぐに死んでしまうのが残念。

いたずらに「残酷さ」が描かれるのみではどうにも。
物語も映像もダメなので観ない方がよさそう。
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