くもり。いつもより遅くでかける。
田原牧「中東民衆革命の真実 エジプト現地レポート」を読む。
なるほど中東にはそういう事情があるのかと思わせてくれる作品。
今回の革命には「世代交代」があったというのに納得。
ムバラクを追い詰めたのは「裕福な若者たち」によって始まったデモ。
グローバリゼーションとIT(主にフェイスブックと格安ネットカフェ)も背景に。
「広場」に集まる従来は対立していた様々な勢力の様子が
「タハリーク共和国」として「束の間の幸福」を感じさせるのがいいところ。
学生時代に冗談で言っていたのは
「中核だの革マルだのまだやってんのか」という「ノンポリ」による「制圧」。
それがエジプトでは一瞬「現実」になったようで面白い。
もちろんその後の「困難」もしっかりフォローされている。
著者は「東京新聞特報部デスク」だとのこと。
どこかかつての近藤紘一を思わせるところもあり「文学のたしなみ」もありそう。
このところ東京新聞は我が国では数少ないジャーナリストを輩出している模様。
できればそれを「伝統」としていただきたいもの。
現地の言葉を学び暮し人々と交われば
「信頼できる情報」がきちんと発信できる「当然」を知ろう。
ひとつ忘れずにいたいことは
そうした著者でさえ今回の事は予測できなかったこと。
その「事実」を「世界の複雑さ」と捉えて
自らの「あさはかさ」をあらためて思い出すのが「心ある者の義務」だと思いたい。
こういった本は売れなければならないと思うし
それが「民度」を示すものだと思うのだけれど。
田原牧「中東民衆革命の真実 エジプト現地レポート」を読む。
なるほど中東にはそういう事情があるのかと思わせてくれる作品。
今回の革命には「世代交代」があったというのに納得。
ムバラクを追い詰めたのは「裕福な若者たち」によって始まったデモ。
グローバリゼーションとIT(主にフェイスブックと格安ネットカフェ)も背景に。
「広場」に集まる従来は対立していた様々な勢力の様子が
「タハリーク共和国」として「束の間の幸福」を感じさせるのがいいところ。
学生時代に冗談で言っていたのは
「中核だの革マルだのまだやってんのか」という「ノンポリ」による「制圧」。
それがエジプトでは一瞬「現実」になったようで面白い。
もちろんその後の「困難」もしっかりフォローされている。
著者は「東京新聞特報部デスク」だとのこと。
どこかかつての近藤紘一を思わせるところもあり「文学のたしなみ」もありそう。
このところ東京新聞は我が国では数少ないジャーナリストを輩出している模様。
できればそれを「伝統」としていただきたいもの。
現地の言葉を学び暮し人々と交われば
「信頼できる情報」がきちんと発信できる「当然」を知ろう。
ひとつ忘れずにいたいことは
そうした著者でさえ今回の事は予測できなかったこと。
その「事実」を「世界の複雑さ」と捉えて
自らの「あさはかさ」をあらためて思い出すのが「心ある者の義務」だと思いたい。
こういった本は売れなければならないと思うし
それが「民度」を示すものだと思うのだけれど。
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