退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「いささかの親切と経験あるいは文句を誘う作品」について

2017-01-21 04:23:23 | Weblog
晴れ。雪は降らず。

仕事帰りの駅前で若い元同僚と会う。

大学を辞め音楽関係の専門学校に通う彼はいささか「不調」だと見え
「飲みに誘ってもいいですか」と言われる。

来週にある仕事場の飲み会の「隠れゲスト」として来るように言った上で
「いつでもいいよ」と答えておく。

「チューリングを読む」読了。

結局歯が立つところは少なく。
ほぼ意味不明な日本語をこれだけ読んだのも久方ぶり。

これも「経験のうち」だと勝手に納得する。

深夜TVで園子温「新宿スワン」(’15)を観始めたら最後まで観てしまう。

原作はマンガのようでいかにもマンガ喫茶で読んでいる気分に。
「水商売もの」にはよくあるストーリー。

主人公がなぜ沢尻エリカのアゲハにこだわるのかが今ひとつ不明。
「冷酷無比」なはずの秀吉山田孝之が主人公に対して「弱い」のも微妙。

いわゆる「ショット」がないなと思っていたらひとつだけ印象に残るシーンが。
ビニール傘と雨がこんなにキレイに見えたことはなく。

山田優の「ママ」が案外堂に入っていたのにふむふむ。
「不死身の関」深水元基は「野人」役だが案外「おだやか」に見えたのはよかったのかどうか。

時政の村上淳の「コワさ」はいい感じ。
真虎(マコ)役の伊勢谷友介は終始クール。

この監督にしては「油分」が薄い印象。
綾野剛の熱演はわかるけれど。

「原作」に引っ張られたせいなのか。
あるいは監督の体力が低下したのか。

「リストカット」を繰り返した過去のある栄子真野恵梨菜のエピソードも
結局は主人公の「輝き」を際立たせるためだけのようで。

面白いのかと言われれば面白くなくはない。
それでも何だかブツブツ言いたくなる内容。
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