退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ドイツの計算おたくの結論がほぼ『祈り』であることとシム・ウンギョンを追いかけること」について

2024-04-18 02:18:25 | Weblog
晴れ。おだやか。

ヤコブ・トーメ「ザ・キルスコア」を読む。

副題に「資本主義とサステナビリティーのジレンマ」。
著者は「ビーンカウンター=豆を数える人=計算おたく」。

「自らの『正しさ』」にこだわり続けたものの。
その内容は人々に伝わっていず。

「キルスコア」とは「私たちが人を死なせている影響の大きさのスコア」。
それは「持続不可能な消費、生産、投資を選択すること」だったり。

「生命保険」が自分の死を「金額」に変えていることをあらためて思い出したいもの。
われわれはその種のことをすでに「当然」のように行っていて。

「キルスコア=わかりやすい指標」だと思ってよさそう。
ただし著者の「結論」はほぼ「祈り」でしかないのが興味深いところ。

モ・ホンジン「少女は悪魔を待ちわびて」(’16)を観る。

シム・ウンギョンは「自分の知っている顔」。
「操作された都市」(’17)がむしろ「例外」であることを確認する。

本作のテーマはニーチェだったり。
わかりやすい「俗流の解釈」が登場して。

それにしても「15年の時を待つ『恨=ハン』」よ。
どこまでも「正義」を大事にするかの国らしく。

黄色の付箋に覆われた部屋は「幸福の黄色いハンカチ」(’77)とは大違い。
ギボムのキム・ソンオの身体はウィリアム・ブレイクの絵を思わせ。

どうやらジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」(’91)の影響が大きい模様。
救急車のシーンはそのままだし。

それとは別に。

しばらくシム・ウンギョンの出演映画を追いかけることに決定。
彼女の魅力を自分なりに確認したくなったので。
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