退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「再読に堪える物語と『看板に偽りあり』な制度あるいは監督交代でダメになった映画」について

2022-12-04 02:29:04 | Weblog
晴れ。寒さはやや緩んだか。

「完訳 千夜一夜物語6」を読了。

絶世の美男美女が恋に狂う姿が詩で表され。
「どこにもない場所」がフィクションというかたちで現れる。

何しろ恋人に会えないだけで死にそうになるんだもの。
ある意味で「究極のロマンチック」が本書に。

ただし相変わらずの「男目線優先ぶり」があり。
明日はきちんと「8」を借りてくる予定。

マル激を観る。

今回は「ふるさと納税の罪」について。
「看板に偽りあり」で「寄付」に過ぎず。

「寄付」はそもそも「見返りを求めないもの」だというのに。
「返礼品の豪華さ」を求めて「貧しい人々」が集まり。

「税」はそもそも「みんなのための『貯金』」。
「公共的なもの=みんなのためになるもの」に使われるのが本筋で。

それが「個人の欲望」のために無駄になり。
本来の税収がいたずらに失われる仕組みなのだと知っておこう。

政治家たちが税において実は「相当な優遇措置」を受けているのも忘れずに。
「利害関係者」が法律を決めることが出来る上に「自らの利害」を守っているのだからいやはや。

マイケル・チャベス「死霊館 悪魔のせいなら、無罪」(’21)を観る。

冒頭の屋敷を映すシーンで「ダメだ、こりゃ」とわかる内容。
監督が代わってしまったのがどうやら決定的で。

「エクソシスト」(’73)のような物語はあるものの。
で?

今回はいちおう主人公夫婦にも危機が迫るのがポイントだと言いたげな。
ヒットしたシリーズなので「営業的」にはおそらく成功なのだろうが。

副題に「The Devil made me do it=悪魔がわたしにそうさせた」。
残念ながら「悪魔」は本作の監督だということでよろしく。
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