退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ダメな映画教科書と昭和の花街あるいは『優生思想』が維持されるわが国の貧困ぶりと戦争が奪うもの」について

2020-02-17 02:27:15 | Weblog
雨。終日パラパラと。

ジェニファー・ヴァン・シル「映画表現の教科書」を読む。

この手のものは「ウンコ」だと知りつつ敢えて。
やはり「ウンコ」だと確認した次第。

描写のパターンを腑分けするのはいいとして、
それで何事かを言っていることになるのかどうか。

いかにも限られた内容と言わざるを得ず。
「好きなもの」でないものについて言及する意味が不明。

本当に「映画」を知っていればこんなに「愚かなこと」は出来ないはず。
何とも残念と言うよりない。

松本晶子「滝田ゆう 昭和×東京下町セレナーデ」を見て読む。

「ぬけられます」に代表される玉ノ井を描いた漫画家のあれこれ。
大阪で言えば飛田遊郭か。

こうした暮らしがあったことは知っておきたいもの。
「二度と戻らない失われた過去」についても敏感でありたいもの。

マル激を観る。

今回は「津久井やまゆり園事件」を元にした現在について。
「劣る者たちは殺せ」という「優生思想」にどう対処するのかと。

「好ましい現状を作ることの大切さ」を訴える藤井克徳には大いに納得する。
その一方で「難しさ」を指摘する宮台真司がいて。

「『普通』でなくとも楽しく生きられる環境」をもっと。
「ありのまま」という言葉はそのためにあったのかと思うことしきり。

テクノロジーは「人を孤独にする」ことをあらためて。
「限られた『わたしのしあわせ』」はそれ以外の人々を無視することに。

身近にもっと「愛情」がないと。
「自分がそうなったら」という想像力も同様に。

クリント・イーストウッド「アメリカン・スナイパー」(’14)を観る。

テキサス出身の男は銃の才能を持ち。
イラクの戦場で「伝説」となるものの。

常に心は「戦場にあること」を妻から指摘される。
それがいわゆる「後遺症」である自覚もないままに。

スタンリー・キューブリック「フルメタル・ジャケット」(’87)並みの「訓練」もあり。
要は「戦争マシーン」になれと。

シンプルに「国のために」と思ってのことだったけれど。
「現場」では仲間が死に負傷して。

イラクでなくシリア人のスナイパーが出てくるのは
アメリカ同様の「事情」を抱えた人が「敵国」にも居るということで。

今週末は3連休になるので
「リチャード・ジュエル」も観ることにするつもり。
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