退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「成長段階で姿を変える魚の魅力と当分解決策のないウクライナあるいはあれこれちぐはぐな映画」について

2023-02-26 02:50:34 | Weblog
快晴。昼に風強く夜に風冷たし。

荒俣宏・さとう俊・荒俣幸男「磯採集ガイドブック」を見て読む。

副題に「死滅回遊魚を求めて」。
ほぼ20年前の作品。

「稚魚あるいは幼魚」を愛でるという発想はこちらにはなく。
そういう視点もあるのねと思うのみ。

「同じ魚の中の変化」か。
透明なそれらがとりわけ印象深く。

とりあえず魚たちの美しさを知っておこう。
そうした存在を教えてくれた著者たちに感謝。

マル激を観る。

今回はロシアのウクライナ侵攻について。
どうやらさらに「悲劇」を重ねないと解決策はないとのこと。

いったん「戦争」を始めてしまうとその結果はとんでもないことになる事実よ。
ウクライナもロシアも相当な犠牲が出ていて。

ウクライナとしては「戦う」しかない一方。
ロシアには「選択肢」がある模様。

プーチンがスターリンに似てきたという指摘にふむふむ。
「疑念の果ての劣化」ということで。

「NATOの東進」を危惧していたはずが。
今回の戦争を起こした結果さらにそれを進めることになったり。

スターリンは病気で影響力を失ったけれど。
プーチンは何によってそうなるのか。

映画ならCIAとMI6が組んで「独裁者」を倒す設定になるけれど。
現実はとてもそのようにはならない。

ピエール・モレル「ザ・ガンマン」(’15)を観る。

かつてコンゴで「汚れ仕事」をした主人公はその後かの国で人々のために働くものの。
「現在の隆盛のために過去を消したい者」によって追い詰められる。

恋人との別れと再会もありつつ。
やがて対決がというお話。

ショーン・ペンはさすがに「説得力」を見せる。
この「物語」を観客に納得させるために。

とはいえ彼の病気のエピソードは無用。
いたずらに作品を長くするだけ。

タイトルロールの映像も何だか。
冒頭のみ「SFチック」だったりするのもバランスが悪く。

イタリアンのジャスミン・トリンカのアニーにはあまり魅力は感じられず。
ハビエル・バルデムのフェリックスの在り様も微妙。

この俳優たちを使ってこれでは。
残念な結果と言うよりない。
コメント
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