退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「科学=限られた材料で世界の理を判断するゆえに『謙虚』なのが普通であることと作品としては貧しいが『圧倒的に豊か』な映画」について

2023-02-27 04:04:27 | Weblog
快晴。今日も風強く冷たく。

更科功「宇宙からいかにヒトは生まれたか」を読む。

「科学」というものはそもそも分類しても仕方がなく。
もちろんいちおうの「ジャンル」はあるのだけれど。

「文系理系」などという区別に同じく。
そのことを教えてくれる内容。

「奇跡の星」という表現はあるが「人間が生きられる星」という事実があるだけ。
「よその星」を知らないのだから比較検討などしようもなく。

われわれがいかに「意味付け」をする存在なのかということがわかる次第。
すべては「偶然」でしかないのに。

化石も土のコアも教えてくれることには限りがあり。
そうした「材料」を「自分なり」に解釈するのみ。

ならば出来るだけ「謙虚」であるのが基本のはず。
にもかかわらずわれわれは自分勝手な「思い」を「正しい」とするのだからいやはや。

アンソニー&ジョニー・ルッソ「アベンジャーズ エンドゲーム」(’19)を観る。

181分という長さと同様に。
いたずらな「豪華キャスト」に感心する。

ロバート・レッドフォードまで出て来るとは。
マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ナタリー・ポートマン。

ウィリアム・ハートやサミュエル・L・ジャクソンも「カメオ」で。
真田広之も同じ扱いだから彼に対する「ハリウッドの評価」がわかるというもの。

その他のキャストについても確認して頂きたい。
お話は全く面白くないし感情移入も出来ないのだけれど。

唐突だがわが国がかつて戦争に負けた理由を思い出したり。
これだけの「『物量』の豊かさ」を目にしたら勝てるわけないだろうと。

何とも「無駄な豊かさ」を見せられた印象。
作品の出来とは別に「参りました」ということでよろしく。
コメント
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