退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「実は『超能力』が満載の古典小説と『カルト』の怖ろしさあるいはそれを生み出すわれわれ」について

2023-02-23 02:44:09 | Weblog
晴れ。日差しがあたたかい。

「完訳 三国志(五)」読了。

「未来を知る」管輅は謎の言葉を残し。
耿紀、韋晃、金褘、吉邈、吉穆の「五臣」は曹操を倒せず。

張飛は相変わらずの活躍ぶり。
「老将軍」黄忠は「古希前」ながら夏侯淵の首を切り。

孔明の智謀がまたしても。
魏延の弓は曹操に命中し。

劉備玄徳は部下たちの進言で「漢中王」となり。
関羽は奮闘しつつ華侘に骨を削ってもらい刺さった矢の毒を癒す。

新たな「策士」呂蒙も登場して。
やはり来週は「三国志祭り」にするか。

タイ・ウェスト「サクラメント 死の楽園」(’13)を観る。

1978年ガイアナはジョーンズタウンの人民寺院による集団自殺をほぼなぞったお話。
「議事堂を襲ったトランプ信者たち」を思えば「現代」にはふさわしいか。

「ジャーナリストの訪問」が「楽園」を滅ぼしたようにも描かれる部分も。
とはいえそこから逃げ出したい人々を脅して留まらせていた事実があり。

アリ・アスター「ミッドサマー」(’19)を思い出した次第。
本作の方が「気持ち悪さ」は緩いけれど。

「信じたいものだけを信じる」われわれの性質をあらためて。
「現実の酷さや辛さ」が「カルト宗教」を生み出すのだとして。

「救われないこと」を「倫理」だとするのは難しいから。
人民寺院は「自滅」に向かったがブランチ・ダビディアンは「抵抗」しオウム真理教は。

「思い通りにすること」はかくも怖ろしいこと。
むしろ「思いがけない喜び」を味わえる環境を出来れば確保したいもの。

すでに人々の「劣化」は進んで久しく。
新たな「カルト」は必ずや生まれるのだと思っておいた方がよさそう。
コメント
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