今年の2月に乗り出そうとしたものの、オーバーフローで断念したこのバイク。
リトルホンダC50。
今回はキャブレターの分解清掃ついでにリビルトしようと、重い重い腰をやっと上げることにしました。
そういうわけで…
早速臓器摘出!
この際燃料ホースを少し曲げると何の抵抗もなく折れてちぎれちゃったから、
キャブだけでなくホースの劣化も限界を超えていた様子。
だから当然キャブレターの方も…
なんてひどい汚れ!
そういや、うちに来る前から調子が良かったので、以前もそれからも全くメンテしたことがない。
そりゃ汚れもひどくなるわいな~。
そんなだから中を開けてみてその見慣れない仕組みにびっくり!
メインジェットを抜き取ろうとするも見慣れた-ねじが見当たらない。
そこで指でつまんで引っ張ってみると…
なんと、メインジェットはOリングではめ込むだけなのか…
またフロートもバルブニードルを押さえるバネとは別体で、こうしてハマっているだけ。
で、その後バネを取り外しバルブニードルをチェック!
というのも、オーバーフローの原因は、まずはここの引っ掛かりだとにらんでいたから。
つまりキャブの燃料制御は図解すると次のような感じ。
満タンになるとフロートが浮き上がりニードルがバルブを閉じ燃料ストップ。
減るとフロートとともにニードルも下がりバルブが開いて燃料が流れ込む。
だからここに汚れひっかりがありうまく閉じないと、いつまでも燃料が流れ込みあ府r手ていわゆるオーバーフロー!
しかし、見てみるとそこはきれいなもので何の問題もなさそう。
あれ?すると問題はフロート?
カブの時の様に穴が開き浮きの役目をしていないとか??
そういうわけでフロートを手に取り眺めてみてビックリ!
何じゃ!?この削れ跡はぁ~?!
見れば、削れているのはちょうどバネとの接触部分。
つまり、長期間の接触で徐々に削れてこうなったのか!
で、削れた部分いばねが入り込むため、フロートが浮いてもニードルが上に上がり切らない。
だから、結局バルブを閉じれなくなりオーバーフロー!
そういうことだったのか…
そういうわけで削れた部分をチェックすると幸い穴が空くまでには至っていなかったので、
エポキシ樹脂で削れ部分を補充して対応することに。
念のため今後はひっくり返して使用しよう。
しかしまあ、こういうトラブルも、メンテをずっとさぼっていた付けでしょうね。
これまでの間に何度か開け閉めしてチェックしていたら、
自然とフロートの当たり面も移動するからここまで削れることはなかったはず。
と、そう反省しながら後は組付け。
そうそう、ついでにマニホールドとの接合部も少し腐食して荒れていたので砥石で磨きました。
(当然マニホールド側も同様に磨き上げました)
ビフォー
アフター
そういうわけで、一通り作業を終えたので組付けてみると…
ん~?なんかこの接合部歪んでない??
両端に対し、中央部がやや開き気味…
そういえば、分解事故子には液体ガスケットが塗ってありました。
もしかしたらこの歪みのせいで燃料漏れを起こしたのかも?
そこで試しに、一度車体にセットしホースをつないでしばらく見てみると…
やはり漏れよる!
というわけで、再度分解し修正します。
砥石に当たって傷が行くと困るパーツはスポンジでガード。
その後地道にきれいな平面が出るまでこすります。
ただ、困ったのはこのように砥石で修正できない上部分…
「どうしよう~!ドラエえも~ん~!」
というわけで、困ったときのお助けや56君に相談すると、
「これはね、地道に金づちで叩いて修正するんですよ。」
と、仕事を中断してトントントン♪
おかげでぴたりと合いました!
(*^人^*)
こうなればついでだから…
インクを混ぜたグリスを接合部に塗り付けて…
ガスケットのベースにペタン!
ポンチでくり抜き、はさみとカッターで仕上げれば出来上がり!
これで隙間がなくなり漏れも解決!
そういうわけで、その後組み付けて試走してみたところ…
薄い??
上は良いが、下や中速がもたつくし、ラフに開けるとストールしちゃう。
ミクスチャをいじるとましにはなるものの…
これはやはりあれが原因か?
実は今回、リビルトにあたり、社外のリビルトキットを入手しておりました。
そして今回はそのキットの新品ジェット類に交換したのです。
ですがこの話を56君にしたところ…
「あれ、精度が悪いから純正の方がいいですよ。」
と。
そういや確かに今回同様新品社外にしたカブの方も、くみ上げ後は明らかに燃調が変わっていたし…
おもえば今回もまずフロートニードルを新品にしようとしたもののサイズオーバーで入らず、
ジェット類も管理きつくてポンチで圧入したほど。
(このキャブのジェットはネジではなくはめ込み式なのです。)
確かに誤差の共用範囲が大きな外装パーツ等ならともかくも、
精度が命のこういうキャブの内部パーツだと、
やはり手に入るならば純正部品を用いるべきですね。
そういうわけで、再度キャブを取り外し、純正ジェットを清掃しなおしてそいつに組み替え。
おかげで無事復活!
ああ、これでまた当分楽しめる!
やった~!ヽ(^∀^)ノ
**動画**
オーバーフローの予想外な原因 ~リトルホンダPC50キャブリビルト~
リトルホンダC50。
今回はキャブレターの分解清掃ついでにリビルトしようと、重い重い腰をやっと上げることにしました。
そういうわけで…
早速臓器摘出!
この際燃料ホースを少し曲げると何の抵抗もなく折れてちぎれちゃったから、
キャブだけでなくホースの劣化も限界を超えていた様子。
だから当然キャブレターの方も…
なんてひどい汚れ!
そういや、うちに来る前から調子が良かったので、以前もそれからも全くメンテしたことがない。
そりゃ汚れもひどくなるわいな~。
そんなだから中を開けてみてその見慣れない仕組みにびっくり!
メインジェットを抜き取ろうとするも見慣れた-ねじが見当たらない。
そこで指でつまんで引っ張ってみると…
なんと、メインジェットはOリングではめ込むだけなのか…
またフロートもバルブニードルを押さえるバネとは別体で、こうしてハマっているだけ。
で、その後バネを取り外しバルブニードルをチェック!
というのも、オーバーフローの原因は、まずはここの引っ掛かりだとにらんでいたから。
つまりキャブの燃料制御は図解すると次のような感じ。
満タンになるとフロートが浮き上がりニードルがバルブを閉じ燃料ストップ。
減るとフロートとともにニードルも下がりバルブが開いて燃料が流れ込む。
だからここに汚れひっかりがありうまく閉じないと、いつまでも燃料が流れ込みあ府r手ていわゆるオーバーフロー!
しかし、見てみるとそこはきれいなもので何の問題もなさそう。
あれ?すると問題はフロート?
カブの時の様に穴が開き浮きの役目をしていないとか??
そういうわけでフロートを手に取り眺めてみてビックリ!
何じゃ!?この削れ跡はぁ~?!
見れば、削れているのはちょうどバネとの接触部分。
つまり、長期間の接触で徐々に削れてこうなったのか!
で、削れた部分いばねが入り込むため、フロートが浮いてもニードルが上に上がり切らない。
だから、結局バルブを閉じれなくなりオーバーフロー!
そういうことだったのか…
そういうわけで削れた部分をチェックすると幸い穴が空くまでには至っていなかったので、
エポキシ樹脂で削れ部分を補充して対応することに。
念のため今後はひっくり返して使用しよう。
しかしまあ、こういうトラブルも、メンテをずっとさぼっていた付けでしょうね。
これまでの間に何度か開け閉めしてチェックしていたら、
自然とフロートの当たり面も移動するからここまで削れることはなかったはず。
と、そう反省しながら後は組付け。
そうそう、ついでにマニホールドとの接合部も少し腐食して荒れていたので砥石で磨きました。
(当然マニホールド側も同様に磨き上げました)
ビフォー
アフター
そういうわけで、一通り作業を終えたので組付けてみると…
ん~?なんかこの接合部歪んでない??
両端に対し、中央部がやや開き気味…
そういえば、分解事故子には液体ガスケットが塗ってありました。
もしかしたらこの歪みのせいで燃料漏れを起こしたのかも?
そこで試しに、一度車体にセットしホースをつないでしばらく見てみると…
やはり漏れよる!
というわけで、再度分解し修正します。
砥石に当たって傷が行くと困るパーツはスポンジでガード。
その後地道にきれいな平面が出るまでこすります。
ただ、困ったのはこのように砥石で修正できない上部分…
「どうしよう~!ドラエえも~ん~!」
というわけで、困ったときのお助けや56君に相談すると、
「これはね、地道に金づちで叩いて修正するんですよ。」
と、仕事を中断してトントントン♪
おかげでぴたりと合いました!
(*^人^*)
こうなればついでだから…
インクを混ぜたグリスを接合部に塗り付けて…
ガスケットのベースにペタン!
ポンチでくり抜き、はさみとカッターで仕上げれば出来上がり!
これで隙間がなくなり漏れも解決!
そういうわけで、その後組み付けて試走してみたところ…
薄い??
上は良いが、下や中速がもたつくし、ラフに開けるとストールしちゃう。
ミクスチャをいじるとましにはなるものの…
これはやはりあれが原因か?
実は今回、リビルトにあたり、社外のリビルトキットを入手しておりました。
そして今回はそのキットの新品ジェット類に交換したのです。
ですがこの話を56君にしたところ…
「あれ、精度が悪いから純正の方がいいですよ。」
と。
そういや確かに今回同様新品社外にしたカブの方も、くみ上げ後は明らかに燃調が変わっていたし…
おもえば今回もまずフロートニードルを新品にしようとしたもののサイズオーバーで入らず、
ジェット類も管理きつくてポンチで圧入したほど。
(このキャブのジェットはネジではなくはめ込み式なのです。)
確かに誤差の共用範囲が大きな外装パーツ等ならともかくも、
精度が命のこういうキャブの内部パーツだと、
やはり手に入るならば純正部品を用いるべきですね。
そういうわけで、再度キャブを取り外し、純正ジェットを清掃しなおしてそいつに組み替え。
おかげで無事復活!
ああ、これでまた当分楽しめる!
やった~!ヽ(^∀^)ノ
**動画**
オーバーフローの予想外な原因 ~リトルホンダPC50キャブリビルト~