本日は奥さんの日記です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最初の頃、ムクは私のベッド(犬が上れるように低い)で
私の横で寝ていた。
冬には、私に腕枕を要求して寝ていた。
それが、いつからだったか、ベッドに上れなくなって
主人の枕元にカドラーを置き、そこで寝るようになっていた。
トイレに行きやすそうだったのは、よかったけれど、
起き上がる度に、ポチやヘチマに怒られていた。
ムクの夜中のトイレは一時間毎だったり、二時間毎だったりと
ムクも辛かったろう。こちらはお昼間がとにかく眠かった。
ムクはうちに来た時、8kgをちょっと越えていて
お腹はパンパンで地面に着きそうだったけど
最近ではすっかり痩せて、沢山食べさせても、太らなくなっていた。
うちに来る前からあった腸の腫瘍は、思い切って手術したけれど再発。
以降もウムチムの度に、もれなく血が混じる、出る。
胆泥は、お薬を飲み続けたのに、一向に減らず。
クッシング症候群のお薬を飲み続けて、やっと安定したし、
あまり続けても良くないからと、飲ませるのをやめた途端、
症状が出始めて、毛が抜ける。
元気だった頃は、チビ達(かりんやポチ、イゾーとか)に
カチカチと歯をならしたりして威嚇してたな。
人間が、「ん?」と言ってのぞいてみたら
しれ~っと「ボク、な~んにもしてませんよ。ボクいい子だもん♪」という顔をしてたね。
しっかり、ばれてたよ。
洗面所に入って、反対側から自分でドアを押して、
「閉じ込められた~!!」と叫んで、
ドアをいっぱい削ってしまったこともあったよね。
そういえば、食べ物も、食べない日はなかったんじゃないか。
食欲、最近では少し落ちてきた感はあったけど、
それでも、検査で朝食抜きの日以外は、毎日欠かさず食べてたな。
部屋中、ウンチムを踏みまくって大変だったこともあったな。。
そんなムクでも、
逝ってしまうんだな。
そして、そんなムクでも、
犬だったんだな、と思い知る。
先に逝った犬達への思いと同じような気持ちがわいてくる。
ムクの病気、とりわけ、胆泥は、かなりたまってきていて、
薬でも流れず、いつか、破裂してしまう可能性もあった。
(手術は大掛かりになり、年齢的にも不可とのことだった)
なので、苦しみだした時、間に合うかどうかは分からないけれど、
苦しみだしたら、獣医さんへ走り、
安楽死をしてもらう決意を、一人していた。
なのに、だ。
なのに、こんなにあっさりと逝ってしまった。
朝もいつものように食べ、お昼に帰った時もいつものような感じだった。
なのに。
うそだ、と思った。
でも、この感じは知っている。
知っているが、もしかしたら違うかもしれない。
主人に確認してもらった。
やっぱり、たった今、逝ってしまったんだ。
あのムクが。ムクなのに。
もう、クッシングの薬も、一日3回と一日5回の目薬も
オムツもいらなくなってしまった。
人間が、食事を摂ろうとすると、その途端、
ムクがウムチムをし始める、ということも
もう、ない。
一日の用事を終え、娘とドラマでも観て一息いれようとすると
その途端、眠っていたムクがムクっと起きて
ウムチムをし始める。。ということも、もう2度とない。
夜、やっと眠れたと思ったら、1~2時間おきに
ムクが起きるから、こちらも起きる、ということも、なし。
と、ここまできて、まてよ、と思う。
ムクの思い出って…殆どウムチムで出来てないか?
いや、何かあるはず。。
そうだ、元気だった頃、
ボールや、おもちゃを放り投げてやると
口で上手にキャッチできたね。
仔犬の時から、一緒にいたら、きっと、
カチカチと威嚇なんてせずに、
『うちの面白ドッグ』として、語り継いだこと、
間違いないよ!
ムクは、充分、頑張って生き抜いてくれたので
その辺りの後悔はないけれど
ドッグランに連れて行ってやれば良かったかな…と思う。
今ムクは、本当に、冷たく、静かにしている。
ムクなのにな。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今ムクは、私たちと一緒に最後の店番をしております。
今日は早めに店を閉め、最後のお別れをしに出かけます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最初の頃、ムクは私のベッド(犬が上れるように低い)で
私の横で寝ていた。
冬には、私に腕枕を要求して寝ていた。
それが、いつからだったか、ベッドに上れなくなって
主人の枕元にカドラーを置き、そこで寝るようになっていた。
トイレに行きやすそうだったのは、よかったけれど、
起き上がる度に、ポチやヘチマに怒られていた。
ムクの夜中のトイレは一時間毎だったり、二時間毎だったりと
ムクも辛かったろう。こちらはお昼間がとにかく眠かった。
ムクはうちに来た時、8kgをちょっと越えていて
お腹はパンパンで地面に着きそうだったけど
最近ではすっかり痩せて、沢山食べさせても、太らなくなっていた。
うちに来る前からあった腸の腫瘍は、思い切って手術したけれど再発。
以降もウムチムの度に、もれなく血が混じる、出る。
胆泥は、お薬を飲み続けたのに、一向に減らず。
クッシング症候群のお薬を飲み続けて、やっと安定したし、
あまり続けても良くないからと、飲ませるのをやめた途端、
症状が出始めて、毛が抜ける。
元気だった頃は、チビ達(かりんやポチ、イゾーとか)に
カチカチと歯をならしたりして威嚇してたな。
人間が、「ん?」と言ってのぞいてみたら
しれ~っと「ボク、な~んにもしてませんよ。ボクいい子だもん♪」という顔をしてたね。
しっかり、ばれてたよ。
洗面所に入って、反対側から自分でドアを押して、
「閉じ込められた~!!」と叫んで、
ドアをいっぱい削ってしまったこともあったよね。
そういえば、食べ物も、食べない日はなかったんじゃないか。
食欲、最近では少し落ちてきた感はあったけど、
それでも、検査で朝食抜きの日以外は、毎日欠かさず食べてたな。
部屋中、ウンチムを踏みまくって大変だったこともあったな。。
そんなムクでも、
逝ってしまうんだな。
そして、そんなムクでも、
犬だったんだな、と思い知る。
先に逝った犬達への思いと同じような気持ちがわいてくる。
ムクの病気、とりわけ、胆泥は、かなりたまってきていて、
薬でも流れず、いつか、破裂してしまう可能性もあった。
(手術は大掛かりになり、年齢的にも不可とのことだった)
なので、苦しみだした時、間に合うかどうかは分からないけれど、
苦しみだしたら、獣医さんへ走り、
安楽死をしてもらう決意を、一人していた。
なのに、だ。
なのに、こんなにあっさりと逝ってしまった。
朝もいつものように食べ、お昼に帰った時もいつものような感じだった。
なのに。
うそだ、と思った。
でも、この感じは知っている。
知っているが、もしかしたら違うかもしれない。
主人に確認してもらった。
やっぱり、たった今、逝ってしまったんだ。
あのムクが。ムクなのに。
もう、クッシングの薬も、一日3回と一日5回の目薬も
オムツもいらなくなってしまった。
人間が、食事を摂ろうとすると、その途端、
ムクがウムチムをし始める、ということも
もう、ない。
一日の用事を終え、娘とドラマでも観て一息いれようとすると
その途端、眠っていたムクがムクっと起きて
ウムチムをし始める。。ということも、もう2度とない。
夜、やっと眠れたと思ったら、1~2時間おきに
ムクが起きるから、こちらも起きる、ということも、なし。
と、ここまできて、まてよ、と思う。
ムクの思い出って…殆どウムチムで出来てないか?
いや、何かあるはず。。
そうだ、元気だった頃、
ボールや、おもちゃを放り投げてやると
口で上手にキャッチできたね。
仔犬の時から、一緒にいたら、きっと、
カチカチと威嚇なんてせずに、
『うちの面白ドッグ』として、語り継いだこと、
間違いないよ!
ムクは、充分、頑張って生き抜いてくれたので
その辺りの後悔はないけれど
ドッグランに連れて行ってやれば良かったかな…と思う。
今ムクは、本当に、冷たく、静かにしている。
ムクなのにな。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今ムクは、私たちと一緒に最後の店番をしております。
今日は早めに店を閉め、最後のお別れをしに出かけます。