先ほどチラッとつぶやいていたんですが、
「日本ユニセフ」のお知らせページを読んでいたら、驚くことが書いてありました。
http://www.unicef.or.jp/osirase/back2011/1103_12.htm
ま、かいつまんで言うと。
「本来ユニセフおよび日本ユニセフの日本での活動は終了しております。
ですが、今回の震災の被害が甚大なので、今回特別50年ぶりに寄付いたします。
ただし、資金が十分だと判断した場合は、その余剰金を海外の支援に回します。」
って…
ま、ユニセフはもともと世界各国の子供の救済が本来の目的だからそれでええねんけど、
それなら、なぜトップで大々的に「東日本大震災救援募金」とアピールするの?
で、今回の被害はざっと数10兆円を越えるのに、余剰金額なんて発生すると考えれるの?
というか、それを誰が判断するの?
それどころか…
50年ぶりに・・・?
阪神大震災・中越沖地震その他もろもろの時も募金集めてなかったっけ・・???
こりゃもう詐欺でしょ?
*ちなみに 『ユニセフ』(国際連合児童基金)と
『日本ユニセフ』(ユニセフ国内委員会のひとつ、ユニセフ日本委員会)は
別の組織だということです。
でまた、地震が起こると余震より早くやってくると言われる「ドラえもん募金」。
これも実は会計がずさんで、億単位の使途不明金や、数百万単位の横領が過去にありました。
でも、警察沙汰にならなかったのは、内部で自己補填したからだそうな。
なぜ白黒つけたり、犯人を見つけないの?
そうすると困るからなんじゃない・・?
藤子先生が泣くよ。
で、募金といえば一般的なのが銀行振り込み。
これって実はバカにならなくて。
過去の災害時に某銀行が真っ先に数億円寄付し、即募金窓口を開設。
で、結果その振込み手数料で数10億円の収益があったとか…
で、今も各種の募金窓口を設定する際、いろいろな銀行の間で綱引きがあるとかないとか…
嫌な話を書きましたが、募金する側はこういう事実を知っておかないといけません。
「手軽だから」、「有名だから」、「一生懸命そうだから」
そういうのを基準にしてもいいですが、
募金の本来の目的は「受け取る側の人」のため。
そう考えるならば、少し面倒でも、
募金先をしっかり考えるのが、募金する側の責任であると思うのですよ。
ほら、つい数年前、
保健所から犬たちを引き取っては、足をへし折ったりし、
「この子達を助けてください!」
と詐欺募金していた者がいたでしょ?
かなりのもうけがあったので、何度も何度も犬を引き取っては繰り返していたそうです。
もし早くこれが嘘だと見抜かれていたら、
たくさんのワンコが足を折られずにすんだのに。
余談ですが…
ボランティア団体が、募金の一部を組織の運営費に当てることについては、
私は当然だと考えています。
でも最近は「ボランティアのくせに金を取るのか!」と言う人が増えております。
そういう人にはよく考えて欲しい。
ボランティアの語源は「志願兵」。
つまり一番大切なことは、その「自発性」。
誰もが行いたいけれども、なかなかできない行動を、
それらの人々に代わり行うものという意味。
だから、そこに当然必要経費がかかるから、
ボランティアを当てにするものがそれを負担するのは当然。
なのにそれを否定すれば、ボランティアの人らだって行動や生活できなくなる。
そうなると、次は誰がその行為を行うの?
(ですので「有償ボランティア」というものも広く認められております)
だから、いつも真っ先に医療チームを派遣する日赤などが、
募金の一部を経費として使用するのは当然だと思う。
でも、行動せず「手数料」と言うわけの分からぬ形で中抜きをする、
アグ○スの団体などは、火事場で芋焼いて食ってるようにしか見えないのです。
【参考】
各県庁の支援窓口
宮城県
http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm
福島県
http://wwwcms.pref.fukushima.jpCONTENTS_ID=23642
岩手県
http://sv032.office.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/gienkin.htm
茨城県
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110316_14/
青森県
http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/care/gienkin_kifukin.html
長野県
http://www.pref.nagano.jp/kaikei/kaikei/gienkin.htm
千葉市
http://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/chiikifukushi/touhokukantousinsai-gienkin.html