脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフ/デイビット・ハイン
演出:クリストファー・アシュリー
ミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
出演
安蘭けい 石川 禅 浦井健治 加藤和樹
咲妃みゆ シルビア・グラブ
田代万里生 橋本さとし 濱田めぐみ 森 公美子 柚希礼音
吉原光夫
あらすじ
2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件の発生。アメリカの領空が急遽閉鎖された。目的地を失った38機の飛行機と7,000人の乗客・乗員たち。行き場のない38機の飛行機は、カナダのニューファンドランド島のガンダー国際空港に降り立つ。
カナダの小さな町。わずか1万人の人口は一夜にして約2倍となった。人種も出身も様々な人々はこの地でどんな5日間を過ごし、飛びたつのか―
このミュージカル、2001年9月11日の、あの同時多発テロを扱っていると聞いて、あの悲惨な事件。。と引いてしまい、当初はチケットをとりませんでした。
が、しかし。この物語はその事件そのものではなく、そのことによって大きな影響を受けた人々の心温まる話ということが、ずいぶんあとになって判明。キャストを見れば、主役級の方々ばかりではありませんか!しかもひとりが何役も演じるとか。多い人は12役😆⁉️
と、いうことで急ぎチケットGETに走ったのでした。
いやー幕開きからすごい迫力!12人のキャストが様々な国の航空機の乗客を、管制官を、カナダの町の人々を、くるくると代るがわる演じます。さとしさんなどはいくつもの町の町長を兼任
なにせこのキャストの皆様、歌のうまい方ばかりが歌いまくり踊りまくる🎶心地良すぎてウトウトも。。あーバカ私。もったいない
同時多発テロという未曾有の大事件により、アメリカの空港に着陸できなくなってしまった気が遠くなるような数の人々、その人々をなんとか助けようとする町の人々のあたたかさ。
たくさんの支援物資を調達し、少しでも心地よく過ごせるように心を砕き、行動する待ちの人々に、思わず東日本大震災や能登のことを思い浮かべてしまいました。
旅客機がツインタワーに突っ込み、高層ビルがガラガラと崩れ落ち、燃え上り、たくさんの命が散ったあの衝撃的な事件。その傍らで、こんなことが起きていたんですね。あの事件で、どれだけの人々が影響を受けたのでしょう。
私の前に座っていた背の高い紳士が、何度も涙を拭っていました。この方もなんらかの形であの事件の影響を受けた方なのかも。。と、ふと思ってしまいました。