pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ジキル&ハイド@東京国際フォーラムホールC 1階13列上手

2016-03-15 23:00:00 | 観劇/コンサート

  

キャスト:
ヘンリー・ジキル/ハイド=石丸幹二
ルーシー・ハリス=濱田めぐみ 
エマ=笹本玲奈 
・ジョン・アターソン=石川 禅
サイモン・ストライド=畠中 洋
執事プール=花王おさむ
ダンヴァース・カルー卿=今井清隆


4年ぶりにジキル&ハイドを観てきました。鹿賀さんファイナルまで追いかけた日々を思うと懐かしくもあり。。ですが、今回は濱田めぐみさんのコンサートをテレビで観て、やっぱり生で聴きたくなってしまったのでした。

で、いそいそと有楽町へ行ったものの、ついうっかり帝劇へ向いそうになったダメな私・・・しかもジキハイはずっと日生だったというのに。。。 でも、交通会館の美瑛ショップでお豆を買った(ここが主婦っしょ)おかげで、途中で気付くことができました。

・・・そんなことはどうでもいいですが、ホールCに着くと学生服がいっぱい。げ!学生観劇日か!もう、あの人たちときたら3階だったみたいですが、」上の方からキャーキャーわーわーはしゃぐったら!共学校らしく、おっさんのようなお兄さんたちも。エスカレーターを塞ぐ背中からは「ミュージカルっておもしろいのかよ~」的な発言も聞こえました。

が、しかし、そこは作品の力。開演すると、迫力ある名曲の数々と、力強いキャストの歌声で、そんなワキャアキャ声は掻き消えてしまいました。

石丸さん、進化してました!前回は、石丸さんは気品がありすぎてジキルはいいけれどハイドは。。。という感想でしたが、なんの!今回はハイドの迫力が半端なかったです。むしろハイドの時の色気がすごかった!鹿賀さんと比べられて大変な日々もあったとは思いますが、そこを見事に乗り越えられた気がします。(恐ろしさという点ではまだ御大に軍配ですが)

濱田さんは。。もう、濱田さんたら生まれた時からルーシーだったんじゃないの?と思えるほどの大迫力。悲しく艶っぽく、闇の底からひとすじの光を見つけ、這い上がろうとして突き落とされた女性の悲しみが心につきささりました。笹本さんとの「その目に」も素晴らしいのひと言でした。やっぱり、日本を代表する女性シンガーだと確信。女性であんなに大きな舞台を、客席全体を、すっぽり支配してしまう方は彼女をおいて他にはいないと言っても過言ではないと思わされました。

そして、アンサンブルすごすぎ!なにせ、レ・ミゼラブルからジャベールが今井さん、禅さん、阿部さん3人もいるし、林アキラさんだし、宮川浩さんは司教様からめちゃくちゃ恐ろしい娼館の主からホームレスまで何役もこなしているし、新聞売りは麻田キョウヤさんだし、うまい人ばっかりが入れ替わり立ち代わりですから。その重唱の迫力は半端ありませんでした。無理して行ってよかった

あの高校生たちの感想が聞きたかったかも。(娼婦のシーンでは、先生たち困っただろうななどと老婆心も。。)

同じ国際フォーラムのホールAでは、大学の卒業式があったようで、女袴のお嬢さんたちがたくさんいらっしゃいました。春だわ~

思えば次女もここで卒業証書授与式の予定で袴も用意したのに、あの震災で中止になったんだった。。今日のは別の大学だったようですが、なんだか下を歩いているお嬢さんたちが、今ではしっかり社会人の次女とだぶって見えました。