東横落語会というのは、東急東横店で1956年から開催されていた由緒あるホール落語だそうです。今はヒカリエに移って伊藤園プレゼンツとなっていますが、なんとも優雅な感じ。丸テーブルの置かれたロビーでは伊藤園による淹れたての温かいお茶のサービスがあるし、今は亡き名人たちの高座写真なども飾られていました。シアターオーブとは趣の違ったシックなホール
こみちさんの「四段目」志ん輔師匠の「小言幸兵衛」に続いて権太楼師匠は「幽霊蕎麦」。もう、大爆笑思わずお蕎麦を食べに行きたくなりました。トリのさん喬師匠はなんと「柳田格之進」この噺は志の輔師匠でしか聴いたことがありませんでしたが、さん喬師匠の「柳田~」は、萬屋の大旦那様と柳田様が碁会所で出会う場面から始まり、萬屋の屋敷の池の畔にしつらえられた贅を尽くした離れまでの描写が細かく、まるで上質な日本画を見ている様な気持ちになりました。この情景と、萬屋の柳田様への信頼のあつさがここちよいだけに、その後の急展開がドラマチックに感じるんだなあと、いつもながらさん喬師匠の凄さを感じたのでした。
帰りには伊藤園からのおみやげもあって、得した気分で駅に向かうと
新感線、「乱鶯」の大きなポスターが来週行きま~す!