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舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

忠臣蔵でござる~うなりあいますわ@イイノホール1階B列下手そして東京クリスマスマーケット

2015-12-14 23:00:00 | 落語・講談

出演:春風亭昇太・三遊亭白鳥、柳家喬太郎、林家彦いち
    玉川奈々福 沢村豊子 寒空はだか

今日は忠臣蔵、討ち入りの日。一時間だけ早引けさせていただき、霞が関イイノホールへ。ここは初めてでしたが、とっても素敵なホールでした。霞が関駅から地上に上がると、前方に国会議事堂が浮かび上がっていたので、潮見坂を上がり、近くまで行ってみました。

    

むかしはこの丘の上から海が見えたんでしょうね。政治の中心地霞が関。イイノホールは経済産業省のビルの前にありました。

ここにも素敵なオブジェ

さてさて忠臣蔵でござる。久しぶりにSWAの4人(昇太・喬太郎・彦いち・白鳥)が勢ぞろいということで、期待MAX「忠臣蔵でござる」には、会場を間違えて新宿をひた走った苦い思い出がありますが、今日は大丈夫。一時間も早くついたし。これにはわけがあります。初めて「スマチケ」というのをGETしたため、ちょっと不安だったんです。たびたび不具合を起こす私のスマホちゃん。。。。

でも、今回は大丈夫でした。会場のお姉さんが画面をスワイプするのね~

で、忠臣蔵でござる。今回は国本武春さんの御出演予定でしたが、体調を崩されたということでいらっしゃいませんでした。

まずは三遊亭白鳥、柳家喬太郎、林家彦いち 師匠が客席から三題噺のお題を忠臣蔵に因んだものということで募り、 雪灯り、高田馬場、塩 が選ばれました。即興リレー落語だって!すごい!

3師匠が準備に入っている間、再び幕が上がると、「国本武春さん江」とくっきり染め抜いた青い布のかかった演台に昇太師匠が「こんなことになっちゃいました~」と登場。本来は国本武春さんが浪曲をうなる予定だったらしいです。浪曲の内容も、ちょっと即興っぽかったのは、突然の対応だったからなんでしょうけれど、そこはさすがの昇太師匠。曲師・沢村豊子さんのサポートできれいに乗り切っていました。

リレー三題噺は忠臣蔵を良く知らないらしい白鳥師匠(大石内蔵助)の自由っぷりでえらいことになってましたが、御大・喬太郎師匠がとってもきれいにまとめていました。さすが!

玉川奈々福 さんの30分にわたる「俵星玄蕃」 のあとは鹿芝居なんと客席には討ち入りの鉢巻が配られました。

 平日の霞が関イイノホールには背広姿のビジネスマンも多数で、まるで春闘の総決起集会の趣。「団結ガンバロー!」みたいな感じお隣の席の大企業重役風(官僚かも!?)のおじ様も、ちゃんと鉢巻してました最前列のお客さんには大奮発でネクタイが配られ、新橋の酔っ払いのサラリーマンみたいに頭に巻いて「きーら!きーら!(吉良ね)」とスタンディングさせられてました。客席ノリノリ。喬太郎・昇太の「吉良ーズ」が「恋の季節」やビューティ・ペアの「かけめぐる青春」を歌って踊ってもう、すごいことになっていました。討ち入りの日にこれでいいの~平和のありがたさが身に沁みるひととき

帰り道、日比谷公園の中がなんだかぴかぴか光っているので行ってみると、「東京クリスマスマーケット」がひらかれていました。ちょうど帝国ホテルの前あたりが入口になっています。

            

イルミネーションに彩られたたくさんのお店が出ていて、夢の世界のようでした。10時で閉店なのでもうお店はほとんど閉まっていて残念でしたが、クリスマス当日までやっているようなので、また行ってみようかな。

暖かい師走の夜のそぞろ歩き。討ち入りとクリスマス、なんだか夢のような一夜でした。