pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

◆らくご@座・紀伊国屋 ~2010冬うふふ公演~ 市馬・喬太郎 忠臣蔵でござる@紀伊國屋ホールS列センター

2010-12-15 11:35:02 | 落語・講談

・・・・思いこみの恐ろしさを思い知らされた一日ではありました。
紀伊國屋サザンシアターと紀伊國屋ホール。。。これは絶対に間違えちゃいけない!と、常日頃から心に念じ、かつ間違えちゃう輩をひそかに笑っていたというのに・・・・バチ、あたりました。私。

それは昨日のこと。19時開演のこの舞台に間に合わせるため、勤務時間終了とともにチャリダッシュした私は、みごと急行渋谷行きに飛び乗り開演時間にかなり余裕を持って新宿三丁目に到着。当然のように高島屋方面へ。東急ハンズ脇通路を余裕で歩いてサザンシアターに到着すると・・・・ん??なんだか違う。落語っぽくない。ん??なんとか探偵八雲??喬太郎・市馬じゃないの・・と、この時点でチケット確認。そこには当然のように「紀伊國屋ホール」の文字が。やっちまいましたっ

さあ、そこからがすごかったです。地下道なんかちんたら歩いていたら間に合わない!!で、階段駆け降り、ほぼ直線ルートで紀伊國屋書店へ!またまた4階までエスカレーター爆走!・・・・・・・8分で紀伊國屋ホールにたどり着いた時は滝汗。チケット確認の大切さを痛感したひと時でした。おかげで携帯についている万歩計のいきいき歩数もうなぎのぼり。かっこんだおにぎり分くらいのカロリーは消費したかも。

ネタが忠臣蔵だけに、堀部安兵衛になった気分でしたよ。高田馬場の近いことだし。

さて、出し物は・・・

ご挨拶
柳亭市馬「七段目」
柳家喬太郎「カマ手本忠臣蔵」
仲入り
鹿芝居
林家二楽 紙切り
柳亭市馬 歌謡浪曲「俵星玄蕃」

日本人の大好きな忠臣蔵特集といった感じで、市馬さんの「七段目」良かったです。芝居かぶれの若旦那と丁稚のやりとりがなんとも面白い!市馬さんの噺はCDでしか聴いたことがありませんでしたが、声に包容力があり、いかにも江戸前の噺家さんらしい風情も相まってとても素晴らしかったです。・・・と思ったら、この方は歌手でもあるそうです。最後の「俵星玄蕃」は三波春夫さんの十八番だと思いますが、雪が舞い散り、ミラーボールまで回って、本当に楽しそうに気持ちよさそ~に歌っていらっしゃいました。

喬太郎さんは・・・しきりに「ブログやツイッターに書かないでくださいよ~」と言ってましたが、何故にこの日にこの新作吉良と浅野内匠頭の「松の廊下の刃傷」の原因を「オカマの痴話喧嘩」に・・・・そしてひとり加わってAKB(浅野・吉良・バトル)48とかさー
これ・・忠臣蔵好きでチケット買った浅野派怒ると思うよ~実際、客席は大笑い派とドン引き派に分かれたと思います。面白かったけど。私の斜め前にいたおじさまは、市馬さんの時には結構楽しそうだったしすごい拍手もしていたけれど、喬太郎さんの噺が終わると出て行ってしまいました。仲入り後のふたりの忠臣蔵芝居も二楽さんの紙切りも楽しかったのに。今はOHPとか使うんですね。びっくり。でも、寄席のような空間でなくここのように奥行きのあるホールでは、そうでもしないと何やってるか見えません。前方席の方は切り絵のリクエストをしたり切ったものをいただいたりしてうらやましいこと。

よく走ったからばかりではなく、なんだか冬らしからぬ温かさ。旧暦だから違うのかもしれないけれど、こんな夜に雪が降り四十七士がサクサクと雪を踏みしめながら本所松坂町に向かったことが信じられないような不思議な気分でした。

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