pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

レ・ミゼラブルSPバージョン@帝国劇場2階E列上手

2011-06-05 22:27:12 | 観劇/コンサート

ジャン・バルジャン:今井清隆  ジャベール:鹿賀丈史 アンジョルラス:岡幸二郎  マリウス:石川禅 テナルディエ夫人:鳳蘭
テナルディエ:斉藤晴彦 エポニーヌ:島田歌穂 ファンティーヌ:岩崎宏美  司教:林アキラ ほか

私にとっては今期最後、現演出で観る最後のレミゼとなりました。2階のはじっこからの観劇でしたが、もう、司教様が出てきてから泣けて泣けて・・・・ずっとグシュグシュ状態になってしまいました。さすがにベテランのプリンシパル揃い(コゼットは別)とあって、安心してみていられるうえにどのキャストも皆とっても嬉しそう(特にアンジョの岡さん)で、本当に出演者もみんなこの作品が大好きなんだという感じが2階の果てまで響いてきました。林アキラさんの全てを包み込むような司教様、心の底から意地悪そうな鳳蘭・斉藤晴彦のテナ夫妻、善人のかたまりのような今井さんのバルジャン。喜びに満ち溢れた岡さんのアンジョルラス、この間までジャベールやってたとは思えない若々しい石川マリウス。。。。そういえば、この舞台には、ジャベール経験者が4人もいるんですね~バリケードの前で鹿賀さん、岡さん、石川さん、今井さんのジャベール4人がそろうとなんだか不思議今井さんは最近バルジャンに徹していますが、レミゼラブル青版CD,今井ジャベールの「ご~み~を!始末しろ!仕事に戻れ!」の迫力が好きなので、いつか歌ってくれないかな~と思っています。

今日のジャベール、鹿賀さん。どの角度からも正真正銘の、存在するだけで信念の鬼警部でした。ジャベール役者はみな上手い人ばかりですが、あの「存在感」は誰にも負けないですね。

特筆すべきは岡さん。工場の場面にいつもいるよね~と思いつつ見ていたら、とんでもないメイクの岡さん発見。ちょっと前のCMで速水もこみちさんが元気なくして「速水いまいち」になってるのがありましたが、まさにあんな感じ。「速水いまいちメイク」の岡さん。あの日本人離れした鼻の高さは、間違いなく岡さんだと思うのですが、あまりに衝撃的で、ファンテーヌとすけべな工場長のやりとりそっちのけで岡さんばかりをオペラで追いかけてしまいました。結婚式の場面(アンジョの死後なので給仕姿)でも、テナルディエに投げつけたお金をひろいあつめて懐に入れたりの小芝居が満載で、面白くて目が離せませんでした

エピローグでバルジャンが召される場面はまたまた号泣。。。この場面では、コゼットの神田沙也加さんのパパへの遠慮のないすがりつきっぷりに泣かされました。今井パパの胸にすとーんと飛び込んでいく感じが良かったです。今井パパも本当に愛娘って感じで抱きしめて。ここは本当に泣きのツボなので、私のまわりのお客さんたちもごーごーと気持ち良いほど泣いてました。もちろん私も。

次にレミゼを観る時は新演出になっているわけですね。それもまた楽しみです。