ウチナーグチ(沖縄語)
沖縄は日本でありながら独自の文化を持っている。それは地方色というよりも限りなく異国に近い空気。短い散歩の間でも、あちらこちらで感じ、味わった。写真は、かつての王朝のシンボル・首里城の「守礼門」。あまり流通していない二千円札を飾っている。門の上部に掲げられている言葉「守禮之邦」は、礼儀を重んじる国という意味だそう。中国との盛んな交易を物語る建築様式が、印象的。
「ウチナーグチ」と言われる沖縄方言は、外国語といっても過言ではない。「ウチナー」というのは沖縄、その他の日本(本土)は「ヤマト」と呼ばれている。沖縄の位置的な隔たり感よりも、琉球王朝として独立していたことが本土とのはっきりした境界線になっているように思える。王朝は1429年から1879年の廃藩置県まで、約450年の歴史を持つ。
本土の標準語は「ヤマトゥーグチ」で、勿論、一般的に用いられているが、レストランのメニューや看板などを見て意味がわからないことも多々ある。例えば空港で「メンソーレ」を見かけたときに、「ようこそ、いらっしゃい」であることは想像がつくものの、レンタカーで街に出て間もなくパチンコ屋の看板に「イミソーレ」とあると、もうわからない。後で調べると「お入りください」という意味だそう。
これまで6カ国語で取り上げた様々なテーマを中心に、沖縄方言や文化などを少しお届けするので、マタン メンソーレ(また おいでください)!(さ)
*参考文献 『沖縄』 昭文社 『ひとこと ウチナーグチ』 沖縄文化社
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使えるネタは限られていますが、せっせと写真を撮り、沖縄語の本を購入してきたんですよ(笑)。
ellyさんのおっしゃる通り、ウチナーグチの「グチ」は言語です。
中国語の影響の他にも、奈良・平安時代の古語が残った言葉があるなど、とても面白い言語のようです。
そうですか。やはり薩摩藩によって支配された時代があるので、以前は九州の一部のようにとらえられていたのでしょうね。九州の方にとっての沖縄の捉え方がわかると、その歴史を実感じます。
本当に複雑な歴史すよね・・。
harulaさんに教えていだだいた本を何とか手にいれたいと思っているところです。
話は少し飛びますが、私の出身地九州では、最近はそういうことはないようですが、以前は沖縄は九州地方の一部だと捉えている人が多かったように思います。中国を始めとした大陸文化の影響が色濃く残っているという点は共通しているものの、琉球文化はやはり、九州の文化以上に、大和の文化には括れない部分が多いですよね。
沖縄は奄美諸島と共にずっと訪れてみたい地のひとつですが、未だ未踏の地です。
ところで、harulaさんのコメント、大変興味深いですね。
沖縄、私も初体験でした。
行った人から「良かったよ」と聞いていましたが、
なかなかチャンスがなくて。
実際に訪ねてみると、本当に良かった!
日本に帰国されたら、是非、旅行してみて
くださいね。
また、そちらへも伺います!
わぁ、素敵な写真!雰囲気が伝わってきますね!
実は沖縄に行ったことないんですよ。
行った人に話を聞くと、みんなよかったって言うんですよね~~。沖縄の言葉や建物、習慣、食べ物は中国や台湾とも交流があったそうですごく興味があります。もちろんきれいな空気と海も実際に触れてみたい♪これからますます地球散歩が楽しくなりますね♪
また来ますね(マタン ???)(笑)
明るく、のんびりして、人も優しく・・、
本土とは違う時間が流れているように感じました。
異国なんですよね。やっぱり。
日本の一部のようにとらえるのは、とても不自然
、歴史を振り返ると本当に気の毒だと私も思います。
岡本太郎氏の文化論、早速読んでみたいです。
いつかトルコから一時帰国した折りにでも、沖縄に旅行に行かれるといいですね!
是非、今度、写真を拝見させてください!
何だか不思議なつながりを感じますね。
本のタイトルもわかりました。ありがとうございます。古代ギリシャ関連の本を揃えている書店ですか。
池袋のヘルネソスとかいうところかしら・・。
(閉店したとも聞いていますが)
とにかく探して、読んでみたいです。
沖縄って、文化が日本本土とはかなり違いますよね。勿論言葉も、お年寄りの話すウチナーグチ、さっぱりわからないですし。
江戸時代に島津藩が力ずくで併合したようなもんなので、それまでは完全な異国だったわけですよね。無理矢理日本に同化させられてしまったような気がしてならないです。
岡本太郎さんの「沖縄文化論-忘れられた日本」という本を読んで、益々沖縄の人達が気の毒でならないです。
あの、人の良い明るい人達、懐かしいです~。
これからの、沖縄のお話、とっても楽しみにしています。
なんで同じようなものを飾ってあるんだろうっていつも不思議でね。
今度写真を撮ってきますね。
本は、ギリシャ語でたしかAINUと書いてあった気がします。
古代ギリシャについてばかりを主に売っている書店で売っているんですよ。
私は初めて訪ねたのですが、やはり沖縄というよりも琉球王国でした。そして、あまりに異国なので、一緒に行った人と「日本に属していることをどう思っているんだろう・・。独立してしまえばいいのにね・・」と話していたんですよ。本当にその方がずっと自然だとおもいます。日本になったばかりに、戦争の傷も深く、未だに広大なアメリカ軍の基地があり・・気の毒でなりません・・。
言葉も全く外国語なので、こちらで取り上げることにしました!ナニーソーレ?ばかりです(笑)
そういえば以前、友人が送ってくれた写真で、北ギリシャの方にかなり大きな石のシーサーがあったことも、あわせて思い出しました。まるで神社参道の狛犬・・という印象でしたが・・。
(有名な場所でしょうか?)
それから日本に渡ったギリシャ人の話・・もしわかったら本のタイトルを教えてください!(日本の本でしょうか?)
何だか質問ばかりで、すみません・・。
それにしても、言葉、本当にわかりません。ひょっとして、「ナニソーレ」なんて言葉もありますか?
沖縄のお守りシーサーは、紀元前6000年ごろにエジプトなどから伝わったものといわれていますがギリシャにも素焼きの獅子に似たものを屋根に飾ったりするのでなんだかやはり近い気がします。
(未だに買っていないギリシャ人が大昔日本へ渡った本の話ですがそこには、彼らは、沖縄と北海道へ分散した事がかかれてあります。
この時、ギリシャの文化が日本へ入ったのかもしれないんですって)
沖縄の話も楽しみにしています。