Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

我を張らないのがコツ

2021-09-02 19:40:54 | Weblog

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“車線変更”を苦手としている人って多いですね。
所内教習ではうまくできても、
仮免取得後の路上教習では、他の車との“駆け引き”が難しいようです。

そういう人たちのほとんどは、
車線変更が上手に出来ない理由を、
「行けるタイミングと行けないタイミングとが分からない」
と釈明します。
でも、実は、
そういう発想自体が間違いだとお気づきでしょうか。

キョトン?とされている方が多いと思いますので、
その意味を、ちょっと説明してみます。

まず、移動しようとする車線に車がいない(または、うんと遠い)場合、
これは問題なく、車線変更できますよね。

逆に、自分のすぐ横に車がいる場合、
こちらも即座に「行かない」という判断ができると思います。
迷ってしまうのは、隣の車線の車が“微妙な位置”に見えている場合です。
こんな場面で、件の「タイミングが分からない」という発言が飛び出すわけです。

教科書的には、
「彼我の距離や相対的な速度差によって判断する」ということになり、
なお分からなくなってしまいますが、
こうしたケースでは、
「相手を先に行かせる」と覚えておきましょう。

自分が減速して隣の車を先に行かせ、その車を追走していく(「前見て加速!」を活用)のが、
スムーズに車線を移動するコツです。
もちろん、相手が譲ってくれているのが明らかであれば、
自分が先に行ってしまっても良いですよ。

このように、「自分が譲る」とスムーズなのに、
「自分が行けるかどうか」で迷ってしまっているので、
その発想自体が間違いと申し上げた次第です。
ご理解いただけましたでしょうか。

そう説明しながら、こんな都々逸を思い浮かべました。
「俺が、俺が」の“が(我)”を張るよりも、「おかげ、おかげ」の“げ(下)”で暮らせ

「自分が行く」ことでなく、まず「自分が譲る」ことを考える。
そして、譲ってもらえたなら、感謝しつつ車線を移動する。
なんだか、人生訓のようですね。


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