BSプレミアムで、毎朝7時に「ニッポンの里山」という10分の番組をやっているが、忘れなければ大体見ている。例によって、再放送が多いのだが、細部は忘れているのでそのまま見続けたりするのが習慣となっている。ただ、偶に完全なる間違いというのがあって、NHKでこんな間違いしてていいのか、と思うこともあるのだが、そう思うのは、そこにNHKの無謬性というある種の信仰があるから故なのか、と思わなくもない。というのは、一般論として成立しそうであるが、実際は、結構な間違いはあるものなのである。視聴者として正しい態度は、こんなものを間違いやがってと少々馬鹿にしながら見ることである。こういう態度が権威が肥大化するのを抑止するのである。
と、たった一つの間違いから大袈裟な論理を展開してしまったが、今回の間違いと言うのは単なる表示間違い。今朝の話だが、ウラギンヒョウモンという蝶がキタテハとなっていたのだ。知ってる人は多分全員突っ込んだであろう。その数、推定860人。その内、実際にNHKに抗議したのは推定3人。そういうのを趣味にしている人間は必ずいるから、少なくとも一件はあったと思う。写真はそのキタテハと間違えられたウラギンヒョウモン(ギンボシヒョウモンの可能性も)。