昨日の続き
落ち葉の上を歩くのは気持ちが良い。標高も徐々に増し、振り返ると木立の合い間から諏訪湖が見える。
気温も低くなり、日陰はかなり寒い。寒いわけである、土手は霜柱で覆われていた。そして水溜りも氷っていた。
歩くこと一時間半、とうとう目的地に到着。写真ではかなり良い雰囲気に写ってるが、実際はそれほどの湖ではない蓼の海。
ここで折り返し。下りは普通の自動車道路を歩く。アスファルトで面白みはないのだが、そのアスファルトに面白いものが見つかることがある。
その面白いものがこれ(ヤスマツトビナナフシというトビナナフシの一種のよう)。この時期にまだこんなものがいたのか。接近して写真を撮るが、全く動く気配がない。寒さで動きが鈍いのか、と最初は思っていたが、それにしても微動だにしないので摘んでみると、完全にお亡くなりになっていた。元々活動期間が9月頃までらしいので、この時期にいることはちょっと考えられない。ということはこれは即身仏。それにしても、きれいに残っていたものである。初めて見る虫であった。
ヤスマツトビナナフシを草むらに返し、再びアスファルト道路を下っていく。結局、道路上で面白いのはそれだけだったが、充分なインパクトはあった。そして、途中、滝ありワイエスの草むらありで市街地に到着。